Netflix『私たちが隠していること』あらすじ・キャスト・感想 – じわじわ迫る北欧ミステリー

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Netflix『私たちが隠していること』レビュー

🎬 イントロダクション

『Secrets We Keep(私たちが隠していること)』は、2025年5月15日にNetflixで配信開始されたデンマークのクライムドラマです。裕福な郊外で起きた若いフィリピン人オーペアの失踪事件をきっかけに、表面上は完璧に見えるコミュニティの裏に潜む秘密と闇が明らかになっていきます。本作は、階級格差、移民労働者の立場、そして特権階級の盲点を鋭く描き出しています。


📺 作品情報

  • 原題:Secrets We Keep(デンマーク語:Reservatet)
  • 配信開始日:2025年5月15日(Netflix)
  • 話数:全6話(各話約34〜38分)
  • ジャンル:クライムドラマ、ノルディックノワール、社会派スリラー
  • 監督:ペル・フライ(『Borgen』)
  • 脚本:イナ・ブルーン、マッズ・タフドルップ
  • 制作:Uma Film(コペンハーゲン)

👥 キャスト紹介

  • セシリエ(Cecilie):マリー・バッハ・ハンセン
    裕福な郊外に住む母親。隣人のオーペアが失踪したことをきっかけに、事件の真相を追い始める。
  • エンジェル(Angel):エクセル・ブサーノ
    セシリエの家で働くフィリピン人オーペア。失踪した友人ルビーの行方を追う。
  • アイシャ・ピーターセン(Aicha Petersen):サラ・ファンタ・トラオレ
    新任の女性刑事。ルビーの失踪事件を担当するが、警察内部の無関心と闘う。
  • カタリーナ・ホフマン(Katarina Hoffmann):ダニカ・クルチッチ
    ルビーの雇い主であり、裕福な家庭の主婦。
  • ラスムス・ホフマン(Rasmus Hoffmann):ラース・ランセ
    カタリーナの夫。
  • オスカー(Oscar):フローデ・ビルデ・ロンショルト
    カタリーナとラスムスの息子。

📝 あらすじ

裕福な郊外の高級住宅街に暮らすセシリエ(マリー・バッハ・ハンセン)は、理想的な家族と共に何不自由ない生活を送っていた。しかし、そんな彼女の日常が揺らぎ始めるのは、近所で働くフィリピン人オーペアのルビーが突然姿を消したことがきっかけだった。

消えたルビー
ルビーは、ホフマン家で働いていた若いオーペアで、その明るく勤勉な性格で周囲に愛されていた。しかし、ある日突然、誰にも告げずに姿を消す。セシリエは、隣人でありルビーの雇い主であるカタリーナ・ホフマン(ダニカ・クルチッチ)から、ルビーが**「家族の都合でフィリピンに帰った」**と説明されるが、違和感を覚える。

疑念の種
セシリエは、同じくオーペアとして働くエンジェル(エクセル・ブサーノ)から、ルビーが実は帰国する予定はなかったことを知らされる。さらに、ルビーが失踪する直前に**「何か怖いことを知ってしまった」というメッセージを送っていたことが発覚。「誰も信用するな」**という言葉が、セシリエの心に重くのしかかる。

闇の奥に潜むもの
セシリエは次第に、完璧に見えるこの高級住宅街が、実は多くの**「秘密」に覆われていることに気づいていく。監視カメラの盲点や裏庭に埋められた不自然な土**、そして何者かに盗聴されている可能性…。セシリエとエンジェルは、この閉ざされたコミュニティの裏側に潜む恐ろしい真実に近づいていくが、その先には予想もしない衝撃的な結末が待ち受けている。

見えない壁
同時に、この事件はセシリエ自身が抱える**「見えない壁」にも直面させることになる。裕福な家庭の主婦でありながら、「自分の本当の姿」**を見つめ直さなければならない彼女は、どのような選択をするのか。そして、エンジェルは真実を突き止め、ルビーの行方を明らかにすることができるのか。

逃れられない運命
そして、最後に明かされる真実は、誰もが予想し得ない衝撃的なもの。**「真実は時に、人を破滅へと導く」**という言葉が示す通り、この街の闇は想像以上に深く、逃れることのできない運命に縛られていることが次第に明らかになっていく…。

私の感想

『Secrets We Keep(私たちが隠していること)』は、一見平和そうな郊外の町で起こる、静かな狂気と隠された真実を描いたデンマークのドラマ。北欧のドラマって、ミステリアスで冷たい空気感が独特。

セシリエが自分の平穏な生活の裏に潜む**”見えない不安”に気づいていく過程がリアルで共感できました。彼女が家族や隣人との関係に揺れ動く姿が、人間らしくて印象的。「見えない壁にぶつかる」**って、実際にはありそうで怖いですよね。

そして、エンジェルの視点も重要なポイント。**「移民労働者が見ている世界は、私たちが想像する以上に厳しい」という現実が、物語全体を通じてひしひしと伝わってきます。エンジェルが真実に迫るシーンは、「えっ、マジでそこまで⁉」**って思わず声が出るくらい緊張感があって、ハラハラドキドキ

ただラストがちょっと中途半端で、**「えっ、ここで終わるの⁉」**っていうモヤモヤが残るんですよね。もう少しすっきりとした結末があっても良かったかなって感じです。これは続編があるのか、それともあえて視聴者に考えさせる余地を残したのか…。ちょっと判断が難しいところです。

全6話で1話35分くらいなので一気に見たくなる構成が良かったです。

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