Netflix『エクステリトリアル』レビュー
Netflixで2025年4月30日に配信開始されたドイツ発のアクションスリラー映画『エクステリトリアル(Exterritorial)』について、作品情報、キャスト、あらすじ、そして私の感想を交えてご紹介します。
🎬 作品情報
- タイトル:エクステリトリアル(Exterritorial)
- ジャンル:アクション、スリラー
- 製作国:ドイツ
- 上映時間:109分
- 配信開始日:2025年4月30日(Netflix独占配信)
- 監督・脚本:クリスティアン・ツバート(『コリーニ事件』)
- 制作会社:コンスタンティン・フィルム
- 撮影地:ドイツ・フランクフルト、オーストリア・ウィーン
- 言語:ドイツ語(日本語吹替・字幕あり)
👥 キャスト紹介
- サラ・ウルフ:ジャンヌ・グルソー(元特殊部隊のシングルマザー)
- エリック・キンチ:ダグレイ・スコット(領事館の警備責任者)
- イリーナ(キラ・ウォルコワ):レラ・アボヴァ(謎の女性)
- ドノヴァン軍曹:カヨデ・アキニエミ(サラの元同僚)
- ジョシュ:ヒクソン・ガイ・ダ・シルバ(サラの息子)
- アイリーン:ラダ・レイ(領事館職員)
📖 あらすじ
元特殊部隊員のサラ・ウルフは、過去の任務で受けたトラウマに苦しみながらも、最愛の息子ジョシュとの穏やかな日常を夢見て、ドイツ・フランクフルトのアメリカ領事館を訪れる。しかし、その日常は突如として崩壊する。
ほんの一瞬、目を離したその瞬間——ジョシュが姿を消す。
混乱するサラに対して、領事館の職員たちは**「最初から子どもなどいなかった」**と冷たく言い放つ。**防犯カメラにもジョシュの姿は映っていない。**一体何が起きているのか? そしてなぜ彼女の“記憶”と“現実”にズレがあるのか——。
さらに事態を複雑にするのが、アメリカ領事館が「治外法権」に守られた聖域であるという事実。ドイツ警察でさえ、領事館内には踏み込めない。完全に孤立したサラは、過去に封じ込めたはずの軍人としての本能を呼び起こす。
「私は息子を、必ずこの手で取り戻す。」
その決意のもと、サラは領事館内に潜む国家レベルの陰謀と対峙していく。そこには彼女の過去に関わる隠された真実が絡み合い、やがて、サラは「なぜジョシュが狙われたのか」、そして「自分は何者なのか」に直面することになる。
母としての愛情、兵士としての誇り、そして人間としての正義感。
そのすべてをかけた、“閉ざされた空間”での決死の救出劇が、今始まる。
✍️ 私の感想
『エクステリトリアル』は、母親の愛と強さ、そして国家的陰謀が交錯する緊迫感あふれる作品でした。ジャンヌ・グルソー演じるサラの、息子を救うために立ち向かう姿は感情を揺さぶります。特に、領事館内で繰り広げられるアクションシーンは迫力満点です。
物語の舞台となるアメリカ領事館という特殊な設定が、物語に深みとリアリティを加えています。治外法権という概念が、サラの孤立無援の状況を一層際立たせ、視聴者に緊張感を与えます。
また、物語が進むにつれて明らかになる陰謀の真相や、サラの過去とのつながりが、ストーリーに厚みを持たせています。ラストシーンでは、サラがPTSDを克服し、息子との新たな一歩を踏み出す姿が描かれ、感動的な締めくくりとなっています。
全体的に、サスペンスとアクションが絶妙に組み合わさった良作であり、母親の強さと愛情が描かれた感動的な作品でした。
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