海外ドラマにハマってもう何年になるだろう。
最初はなんとなく観始めたのに、気づいたら休日は丸一日ソファから動けなくなっていた。仕事中も続きが気になって集中できない。深夜2時に「あと1話だけ…」と再生ボタンを押して、結局朝を迎える。そんな経験、海外ドラマ好きなら誰でもあるはず。
今回は、そんな僕が本気で選んだマイベスト海外ドラマランキングTOP10を紹介したい。アメリカ、韓国、スペインとジャンルも国もバラバラだけど、どれも「観てよかった」と心から思える作品ばかり。ネタバレなしで書いているので、未視聴の方も安心して読んでほしい。
第10位:梨泰院クラス
配信先:Netflix シーズン:全1シーズン(全16話)
「復讐劇」と聞くと暗い話を想像するかもしれない。でも、この作品は違う。
主人公パク・セロイの不器用さと真っ直ぐさに、観ているこっちが背筋を伸ばされる感覚がある。理不尽に人生を壊されても、歯を食いしばって自分の店を持つところから這い上がっていく。その過程がたまらなく熱い。
正直、序盤は「よくある韓ドラかな」と思っていた。でも中盤からの加速がすごい。チョ・イソという天才マーケターの女の子が加わってからの展開は、ビジネスドラマとしても見応えがある。飲食店経営のリアルな描写に「わかるわ…」と何度もうなずいてしまった。
仕事で落ち込んだとき、この作品を観ると「もう少しがんばるか」という気持ちになれる。そういうドラマって貴重だと思う。
第9位:ペーパー・ハウス
配信先:Netflix シーズン:全5シーズン
スペインのドラマってあまり馴染みがなかったんだけど、これを観て完全に印象が変わった。
造幣局を占拠して金を刷る。設定だけ聞くと荒唐無稽なんだけど、そのプロセスが恐ろしく緻密に描かれていて、「もしかして本当にできるんじゃないか」と思わされる。教授と呼ばれるリーダーの計画があまりにも完璧すぎて、何か想定外のことが起きるたびに「どうする!?」と前のめりになってしまう。
それと、このドラマの音楽がずるい。あのイタリアの歌が流れるシーンは、何度観ても鳥肌が立つ。犯罪者たちなのに、なぜか応援してしまう。その不思議な感覚こそ、ペーパー・ハウスの魔力だと思う。
Netflixに加入しているなら、まず第1話を観てみてほしい。冒頭30分で引き込まれるはず。
第8位:ハウス・オブ・カード 野望の階段
配信先:Netflix シーズン:全6シーズン
政治ドラマと聞いて身構える人もいるかもしれないけど、これは政治ドラマの皮をかぶったサスペンスだ。
主人公フランク・アンダーウッドの何が怖いって、こちらに向かって直接語りかけてくるあの演出。画面越しに目が合う瞬間、共犯者にされたような居心地の悪さとゾクゾク感がある。ケヴィン・スペイシーの演技が凄まじくて、悪人なのに目が離せない。
権力のためなら手段を選ばない男の物語。綺麗事ゼロの世界観が、逆にリアルに感じる。「世の中って結局こうだよな」と、妙に納得させられてしまう瞬間がたくさんある。
ただし、シーズン5以降は賛否が分かれる。個人的にはシーズン4までが最高潮だった。
第7位:メディア王~華麗なる一族~(Succession)
配信先:U-NEXT(独占配信) シーズン:全4シーズン
巨大メディア企業を率いる一族の跡継ぎ争い。
これがもう、家族全員が最悪で最高。父親のローガン・ロイは圧倒的な支配力で子どもたちを翻弄するし、子どもたちは子どもたちで、認めてもらいたくて必死にもがいている。権力と金と承認欲求が渦巻く、ドロドロの家族ドラマ。
でもね、不思議なことに笑えるんですよ。シリアスな場面のはずなのに、兄弟たちの掛け合いが絶妙にコミカルで。特にカンダル・ロイの自虐的なユーモアは何度声を出して笑ったかわからない。
会社を経営していると、「後継者問題」って他人事じゃないなと思う瞬間がある。スケールは全然違うけど、「事業を誰に託すか」という問いの重さは共感できた。
U-NEXTでしか観られないのがもったいないくらいの名作。
第6位:愛の不時着
配信先:Netflix(独占配信) シーズン:全1シーズン(全16話)
韓国ドラマに偏見があった自分を殴りたい。
「愛の不時着」を観て、その偏見は木っ端微塵に砕かれた。パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着した韓国の財閥令嬢と、北朝鮮の軍人のラブストーリー。設定だけ聞くと突拍子もないのに、観ていると「この二人には幸せになってほしい」と心の底から願ってしまう。
ヒョンビンとソン・イェジンの演技がもう反則レベルで、特に二人が離れ離れになるシーンは涙腺が崩壊した。40代後半の男が一人で泣きながらドラマ観てるなんて、誰にも言えなかった。
それと、北朝鮮の村の人たちがめちゃくちゃ良いキャラしてる。おばちゃんたちのコミカルなやりとりが、重くなりがちなストーリーに程よい温かさを加えていて、この作品のバランス感覚はすごいと思う。
第5位:ペントハウス
配信先:Netflix / U-NEXT / Lemino 他 シーズン:全3シーズン
「えっ、そうなる!?」
この言葉を、何回口にしたかわからない。ペントハウスは韓国ドラマのジェットコースター。乗ったら最後、降りられない。
超高級タワーマンションに住む上流階級の妻たちの愛憎劇…と書くと昼ドラみたいだけど、スケールが桁違い。殺人、裏切り、復讐、偽装、出生の秘密。毎話毎話、とんでもない展開が押し寄せてくる。「さすがにやりすぎだろ」と思いながらも、手が止まらない。
特にシーズン1のラストは衝撃的だった。あの展開を予想できた人は世界中に一人もいないと思う。
不動産を扱う仕事をしている身としては、タワマンの描写にツッコミどころもあるんだけど、それを差し引いても面白さが圧勝。純粋にエンタメとして最強クラスの作品。
第4位:ブレイキング・バッド
配信先:Netflix / Hulu シーズン:全5シーズン(全62話)
「海外ドラマの最高傑作は?」と聞かれたら、多くの人がこの名前を挙げるだろう。
余命宣告を受けた高校の化学教師が、家族のために覚醒剤の製造に手を染める。その設定だけで引き込まれるけど、本当にすごいのは主人公ウォルターの「変貌」だ。善良だった男が、じわじわと闇に堕ちていく。その過程があまりにもリアルで、人間の本質について考えさせられる。
ブライアン・クランストンの演技は言葉にならない。シーズン1のウォルターとシーズン5のウォルターが同じ人物とは思えないほどの変わりよう。それでいて、その変化に一切の違和感がない。
全62話、捨て回が一つもない。ドラマシリーズとしての完成度は、今でもこれを超える作品に出会えていない。まだ観ていない人が本当に羨ましい。あの体験をもう一度味わいたい。
第3位:SUITS/スーツ
配信先:Netflix / U-NEXT / Hulu シーズン:全9シーズン
天才的な頭脳を持つ青年マイクが、経歴を詐称して大手法律事務所で働く。その設定だけでワクワクする。
でもSUITSの本当の魅力は、マイクとハーヴィーの関係性にある。敏腕弁護士ハーヴィーのカッコよさは異常で、スーツの着こなし、切れ味鋭いセリフ、交渉での立ち回り、すべてが痺れる。「こんな上司がいたら」と何度思ったか。
法廷シーンよりも、交渉や駆け引きがメインなのも好みだった。ビジネスの現場で使えそうなフレーズや考え方がたくさん出てきて、観ながらメモしたこともある。仕事のモチベーションが上がるドラマNo.1は間違いなくこれ。
シーズン9まであるから長く感じるかもしれないけど、一度ハマったらあっという間。むしろ「もっと続いてほしかった」と思うはず。
第2位:プリズン・ブレイク
配信先:Disney+ / Hulu シーズン:全5シーズン
このドラマがなければ、今の自分はない。大げさじゃなく、本当にそう思っている。
僕が海外ドラマにハマったきっかけが、まさにプリズン・ブレイクだった。たまたま深夜に第1話を観て、そこから朝まで止まれなくなった。あの夜から、僕の海外ドラマ人生が始まった。
兄を救うために、自ら刑務所に入る弟。この設定を初めて知ったとき、「天才か」と思った。主人公マイケル・スコフィールドの計画性が半端じゃない。刑務所の設計図を自分の体にタトゥーとして刻み、ありとあらゆる手段を使って脱獄を企てる。その頭脳戦が痺れるほど面白い。
シーズン1の完成度は海外ドラマ史上でもトップクラスだと思う。1話ごとに少しずつ計画が進行していく緊張感。「バレるんじゃないか」「間に合わないんじゃないか」と、常にハラハラが止まらない。
正直に言うと、シーズン3以降は評価が分かれるところではある。でもシーズン1~2の衝撃は、プリズン・ブレイクでしか味わえない唯一無二のもの。海外ドラマの入門としても最適で、「何から観ればいい?」と聞かれたら、まずこれを勧めている。だって、自分自身がそうだったから。
第1位:ゲーム・オブ・スローンズ
配信先:U-NEXT(HBO Max on U-NEXT) シーズン:全8シーズン(全73話)
1位はもう、これ以外に考えられなかった。
架空の大陸を舞台にした壮大なファンタジー。と言っても、剣と魔法のキラキラした世界じゃない。権力闘争、裏切り、戦争。人間の醜さと美しさが同時に描かれる、圧倒的なスケールのドラマ。
何がすごいって、主要キャラクターが容赦なく死ぬこと。「この人が主人公だろう」と思っていた人物が、ある日突然退場する。最初は衝撃を受けたけど、だからこそ「この世界では誰も安全じゃない」という緊張感が生まれる。先が全く読めないストーリーテリングに、完全に心を持っていかれた。
登場人物が100人以上いるのに、一人ひとりの人生が丁寧に描かれているのもすごい。特にティリオン・ラニスターの知性とユーモア、デナーリスの成長物語、ジョン・スノウの葛藤。彼らの物語を追いかけた8シーズンは、一つの大河小説を読み切ったような充実感がある。
最終シーズンについては色々言われているけど、全73話を通しての体験は、僕の人生の中でも指折りのエンターテインメント体験だった。これから初めて観る人には「第1話の時点では判断しないでほしい」と伝えたい。3話まで観てほしい。そこから先は、止まれなくなるから。
配信先まとめ
| 順位 | 作品名 | 配信先 |
|---|---|---|
| 1位 | ゲーム・オブ・スローンズ | U-NEXT |
| 2位 | プリズン・ブレイク | Disney+ / Hulu |
| 3位 | SUITS/スーツ | Netflix / U-NEXT / Hulu |
| 4位 | ブレイキング・バッド | Netflix / Hulu |
| 5位 | ペントハウス | Netflix / U-NEXT / Lemino |
| 6位 | 愛の不時着 | Netflix |
| 7位 | メディア王~華麗なる一族~ | U-NEXT |
| 8位 | ハウス・オブ・カード | Netflix |
| 9位 | ペーパー・ハウス | Netflix |
| 10位 | 梨泰院クラス | Netflix |
このランキングの10作品を全部カバーするなら、Netflix+U-NEXTの組み合わせがベスト。この2つでほぼすべて観られる(プリズン・ブレイクだけDisney+かHuluが必要)。
まとめ:海外ドラマは人生を豊かにする
10作品を振り返ってみて改めて思うのは、海外ドラマには「人生を疑似体験させてくれる力」があるということ。
メキシコの砂漠で覚醒剤を作る化学教師にも、ニューヨークの法律事務所で働く天才青年にも、北朝鮮に不時着した韓国の令嬢にもなれる。普通に生きていたら絶対に経験できない人生を、ソファに座ったまま体験できる。こんな贅沢な趣味は他にないと思う。
もしこの中で1つも観たことがないなら、まずはプリズン・ブレイクのシーズン1から始めるのがおすすめ。1話完結型じゃないから最初の数話で判断してほしいけど、必ずハマるはず。
そして時間に余裕があるなら、ぜひゲーム・オブ・スローンズに挑戦してほしい。全73話という長い旅だけど、観終わったあとの達成感と喪失感は、他のどんなドラマでも味わえない。
このランキングを作っていて気づいたけど、僕が海外ドラマにハマった原点はプリズン・ブレイクで、そこから20年近く経った今でもこうやって夢中になれる作品に出会い続けている。50歳を過ぎても「次の1話が気になって眠れない」なんて夜があるのは、なかなか幸せなことだと思う。
あなたのマイベスト海外ドラマは何ですか?「これが入ってないのはおかしい!」とか「この順位は納得いかない!」とか、ぜひコメントで教えてほしい。海外ドラマの話ができる仲間が増えるのは、いつだって嬉しいので。

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