Netflix『ビューティ・イン・ブラック シーズン2』徹底解説|あらすじ・キャスト・感想レビュー

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Netflix『ビューティ・イン・ブラック シーズン2』レビュー

イントロダクション

Netflix のドラマ『ビューティ・イン・ブラック』は、一人の女性・キミーが過酷な人生の中から這い上がり、裕福で複雑なベラリー家の中に巻き込まれていくというサスペンスと家族ドラマが融合した作品です。ドロドロとした愛憎劇だけでなく、社会的な階級、権力、裏切り、不正や秘密など、人間ドラマとしての深みもあり、一度見始めると止まらなくなる中毒性があります。シーズン1が視聴者に大きな衝撃を与える展開で終わったこともあって、シーズン2には期待が高まっていました。

シーズン2では、シーズン1のクリフハンガーの続きとして、キミーの“立場の変化”が大きなテーマ。つまり、“被害者・外部者”だった彼女が、ベラリー家の中でどう立ち回るか、どこまで力を手に入れ、どのような代償があるかが見どころです。

作品情報

  • タイトル:ビューティ・イン・ブラック(Beauty in Black)
  • ジャンル:サスペンス / 愛憎劇 / 家族ドラマ
  • 制作国:アメリカ
  • 配信:Netflix 独占配信
  • シーズン2 配信開始:2025年9月11日(パート1)
  • クリエイター:タイラー・ペリー

キャスト紹介

  • キミー(Taylor Polidore Williams):主人公。貧困から這い上がり、ベラリー家の一員に。
  • ホーラス・ベラリー(Ricco Ross):ベラリー家の当主。病を抱えつつ後継問題に悩む。
  • マロリー(Crystle Stewart):野心家のライバル。キミーを敵視する存在。
  • ロイ(Julian Horton):放蕩気味の息子。ドラッグ依存や問題を抱える。
  • チャールズ(Johnell Young など報道あり):ホーラスの息子。秘密の恋と犯罪に巻き込まれ、家族の爆弾的存在。
  • レイン(Amber Reign Smith):キミーの親友。苦しい過去を共有する仲。
  • エンジェル(Javier Smalls):キミーの仲間。命を狙われ、波乱を呼ぶ。
  • オリヴィア(Debbi Morgan):ベラリー家の女性。権力争いでキミーを追い詰める。

ネタバレありあらすじ(シーズン2 パート1まで)

キミーの上昇と家族内の権力闘争

  • シーズン2 は、キミーがホーラス・ベラリーと結婚し、彼の妻(“Mrs. Bellarie”)となるところから始まります。これによって、ベラリー家の美容事業「Beauty in Black」の COO(最高執行責任者)という立場を手に入れ、家族の中で公式に力を持つ外部者から内部者へと変化します。
  • 一方で、ホーラスの子どもたち(ロイ、チャールズ)や弟ノーマン、元妻オリヴィアらは、これまで当然だと思っていた“相続・後継”の権利や立場が脅かされることを感じ、キミーへの敵対心を強めていきます。
  • マロリーはキミーとのライバル関係を明確にし、キミーの求心力・影響力が増すことで自分の“王座”を守ろうと策略を練ります。表面的には礼節を保とうとする場面もありますが、内面では非常に野心的で攻撃的です。

各サブプロットの進展とクリフハンガー

いくつかの重要なサブプロットが動いて、Part 1 の終わりには複数の未解決・緊張状態が残ります。

  1. チャールズとヴァーニー(弁護士)の関係と殺人事件
    • チャールズは秘密の恋人ヴァーニー(Varney)と関係を持っていたことが、ロイにより家族に暴露されます。
    • さらに、チャールズが3人の強盗を撃退した後、その死体を処理するためにチェーンソーまで使ってバラバラに処分する描写があります。これはショッキングで、ヴァーニーがその現場に偶然居合わせてしまいます。
    • 最終話の最後で、チャールズとヴァーニーは、覆面を被った警察を名乗る男たちに襲われ、「警察だ」と言われながら家に侵入され、銃を突き付けられるというクリフハンガー・シーンで終わります。
  2. エンジェルの命の危機
    • ホーラスがエンジェルの暗殺を許可するような動きをしていたことから、エンジェルはバス停で命を狙われ、銃撃されるシーンがあります。
    • 一見死んだように見せかけて、実は生き延び、自らを隠す行動に出ます。ホーラスの家を拠点の一つにするなど。
  3. グレンの事故とその余波
    • キミーの妹シルビー(Sylvie)とグレン(Glen)という若者の接近があり、性的関係を持つ場面なども描かれます。レインがそれを誤解し、ピッチフォークを使って追いかけ、グレンが落下して頭を負傷する事故になります。
    • グレンの怪我をレインたちがどう扱うか、またそれがジュールズ(Jules)との関係・対立にどう波及するかが、一つの緊張源になります。
  4. キミーの立場強化と対抗勢力の準備
    • キミーは COO として会社を何とか債務のない状態に持っていくための計画を練り、Bellarie 家族内で「ただの妻・外部者」から「実質的なリーダー」へと少しずつ変わっていきます。
    • 家族はそれぞれ別の方向からキミーに牽制をかけようとし、策略、不正、過去の秘密などが次々に表面化。マロリーはもちろん、ロイやチャールズ、オリヴィアらがそれぞれ動きます。

Part 1 の終盤クリフハンガー・緊張点(続きが気になる展開)

  • チャールズとヴァーニーが“警察”を名乗る覆面の者たちに襲われ、銃を突き付けられて終わるシーン。正体、動機、目的などが不明のまま。
  • グレンが命に関わる重傷かどうか、そしてその事故の責任が誰にあるか — レインやキミー、またはジュールズの関係者にも問いが及ぶ。
  • キミーがロイに対して、「お前が私を裏切った」「私に対してしたことすべてを後悔させる」という強い宣言をするなど、これまで抑えてきた怒り・恨みを表に出す場面。彼女の中で“権力を持つことの代償”が重くのしかかるようになっています。

私の感想

シーズン2パート1を観終わって感じたのは、「これはもう家族ドラマじゃなくて、王位継承戦争だな」ということでした。キミーはついにベラリー家の内部に入り込んだけど、それは決して安定や幸福の証じゃなく、むしろ修羅場のスタート地点。彼女の表情には“もう引き返せない”覚悟が滲んでいました。

特に印象的だったのは、ロイに対してキミーが冷たく突き放したあのシーン。あれは「可哀想なヒロイン」から「冷徹な支配者」へと変わっていく瞬間で、ゾクッとしました。正直、ちょっと怖い。でもここまで踏みにじられてきた彼女だからこそ、この変化は説得力があるんですよね。

一方で、チャールズの死体処理シーンはさすがに衝撃…。チェーンソーまで持ち出すなんて、“DIY番組の使い方まちがってますよ”とツッコミたくなりました。でも笑えたのはほんの一瞬で、その後の展開はどんどん重く、シリアスな方向へ突き進んでいく。

全体を通して、やっぱりテーマは「権力の代償」。キミーは夢を掴んだように見えて、その実、深い闇の中に飲み込まれていく。観ていて胸が締め付けられる場面が多かったけど、それでも目が離せない。

全体的には、ドロドロ劇とサスペンスのいいとこ取りで、最後のクリフハンガーなんて「おい、ここで終わらすな!」と叫びたくなるほど。たしかに過激描写が多くて“胃もたれ注意”なドラマですが、その分濃厚でクセになる。まさに“視聴者の血圧を上げるドラマ”ですね…笑


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