映画『恋するプリテンダー』レビュー
映画『恋するプリテンダー』(原題:Anyone But You)は、2024年5月10日に日本公開されたロマンティック・コメディ作品です。主演はシドニー・スウィーニーとグレン・パウエル。監督は『小悪魔はなぜモテる?!』や『ピーターラビット』シリーズで知られるウィル・グラックが務めています。本作は、オーストラリアの美しいリゾート地を舞台に、意地とプライドを懸けた大人の恋の駆け引きを描いています。 
🎬 イントロダクション
『恋するプリテンダー』は、シェイクスピアの喜劇『空騒ぎ』から着想を得た、現代版のラブコメディです。一夜の誤解から始まった男女の関係が、数年後の再会を機に再び動き出します。フェイク・カップルとして過ごすうちに、次第に本物の感情が芽生えていく様子がユーモラスに描かれています。
🎞️ 作品情報
- 原題:Anyone But You
 - 監督:ウィル・グラック
 - 脚本:ウィル・グラック、イラナ・ウォルパート
 - 製作:ウィル・グラック、ジョー・ロス、ジェフ・キルシェンバウム
 - 音楽:エスティ・ハイム、クリストファー・ストレイシー
 - 撮影:ダニー・ルールマン
 - 編集:ティア・ノーラン
 - 製作国:アメリカ合衆国
 - 上映時間:103分
 - 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
 - 日本公開日:2024年5月10日 
 
👥 キャスト紹介
| 役名 | キャスト名(英語) | 備考 | 
|---|---|---|
| ビー(Bea) | シドニー・スウィーニー | 主人公。ロースクールの学生。 | 
| ベン(Ben) | グレン・パウエル | 金融マン。ビーと恋人のフリをする | 
| クローディア | アレクサンドラ・シップ | ビーの友人 | 
| ピート | ガタ(GaTa) | ベンの友人 | 
| ハリー | ハドリー・ロビンソン | 結婚式に参加する友人 | 
| キャロル | ミシェル・ハード | ビーの母親 | 
| レオ | ダーモット・マローニー | ベンの父親 | 
| ジョナサン | ダレン・バーネット | ビーの元カレ | 
| ロジャー | ブライアン・ブラウン | 結婚式の親戚 | 
| イニー | レイチェル・グリフィス | 結婚式の主催側 | 
| マーガレット | チャーリー・フレイザー | 若いゲスト | 
📝 あらすじ
ロースクールに通うしっかり者のビー(シドニー・スウィーニー)と、自由奔放な性格のベン(グレン・パウエル)は、あるカフェでの偶然の出会いから始まった最高の初デートで、互いに特別な感情を抱きかける――が、些細なすれ違いから関係はあっけなく破綻してしまう。
それから数年後。舞台は美しいオーストラリアのビーチリゾート。共通の友人の結婚式に出席するために再会した二人は、どちらも望まない相手からの“復縁攻撃”に頭を悩ませていた。
そこで彼らが取った驚きの行動は――「私たち、付き合ってるフリをしよう!」
周囲を欺くための“偽カップル作戦”がスタートするが、意地の張り合いと駆け引きの連続で、まさに笑いあり、キュンあり、トラブルありのドタバタ劇に発展していく。
ところが、演じていたはずの“ふたり”の関係に、やがて本物の感情が芽生え始めてしまう。
意地っ張りなビーと不器用なベンは、それぞれのプライドと恋心の狭間で葛藤しながら、本当に大切な気持ちとは何かに気づいていく――。
果たして二人の恋は、嘘から本物へと変わるのか?
そして、結婚式が終わったあと、二人が選ぶ未来とは――?
ロマンティックコメディの王道ながら、テンポの良いセリフと舞台の美しさ、そして主人公たちのリアルな心の揺れが光るこの作品。
「ありがち」だけど「やっぱり面白い」、“フェイク・ラブ”から始まる真実の恋が描かれます。
✍️ 私の感想
『恋するプリテンダー』、想像以上にテンポが良くて観やすいラブコメでした!
最初は「よくある男女のすれ違い系かな?」と思ってたんですが、主演のシドニー・スウィーニーとグレン・パウエルの掛け合いがめちゃくちゃ軽快で、クスッと笑える場面がたくさんあって楽しかったです。
フェイクカップルっていう王道設定も、オーストラリアのリゾートという爽やかな舞台で展開されるので、気分も明るくなります。
個人的に好きだったのは、意地っ張り同士の二人がちょっとずつ素直になっていく過程。ぎこちなくて不器用だけど、そこがまたリアルで可愛かったです。
それに、まわりのキャラもみんな個性があって、脇役の存在感もバッチリ。
「恋なんてもういいかな~」なんて思ってる時に観たら、ちょっと恋したくなるような、心がふわっと温かくなる映画かもしれません。
ラストは予想通りだけど、それがまたいい。定番だけど安心して楽しめる一本。ちょっと疲れた時に、ポップコーンと一緒にどうぞ、って感じの映画でした。
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