映画『猿の惑星/キングダム』レビュー
イントロダクション
『猿の惑星/キングダム』は、2024年に公開されたアメリカのSF映画で、『猿の惑星』シリーズの第10作目にあたります。本作は、リブートシリーズの第4作目として、新たな物語の幕を開けました。
キャスト
- ノア:オーウェン・ティーグ
- メイ:フレイヤ・アーラン
- プロキシマス・シーザー:ケヴィン・デュランド
- ラカ:ピーター・メイコン
- トレヴェイサン:ウィリアム・H・メイシー
あらすじ
『猿の惑星/キングダム』の物語は、シリーズの英雄シーザーの死から約300年が経過した未来を舞台にしています。この時代、人類は大幅に退化し、かつての文明を完全に失っています。一方で、猿たちは自らの文明を発展させ、強固なコミュニティと階級社会を築き上げています。
物語の主人公は若きチンパンジー、ノア。ノアは、自らのコミュニティに深い疑問を抱いており、秩序と自由の狭間で葛藤しています。そんな中でノアは、知性を持ち、他の退化した人間とは異なる特異な人間女性メイと出会います。メイは猿たちの社会で異端とされ、命の危険にさらされていますが、ノアは彼女を守ることを決意し、共に行動することになります。
ノアとメイが旅を続ける中、彼らはお互いの文化や価値観の違いを理解し合いながら友情を深め、やがて恋愛感情も芽生えていきます。しかし、猿の帝国では、プロキシマス・シーザーと呼ばれるカリスマ的なリーダーが猿社会を統治し、さらなる帝国の拡大と、人間の完全な支配を目論んでいます。プロキシマス・シーザーは「猿こそが地球の正統な支配者である」と信じ、猿と人間の共存の道を完全に否定しています。
ノアとメイはプロキシマス・シーザーに立ち向かいながら、猿と人間が共に生きる道を模索します。しかし、帝国の圧倒的な支配力と、猿社会内部の分裂、そしてメイが抱える謎の過去が、彼らの道を困難にしていきます。やがて、ノアは猿と人間の共存が可能であるという信念を胸に、プロキシマス・シーザーとの最終対決に挑む決意を固めます。
評価・見どころ
私の感想
『猿の惑星/キングダム』、これが予想以上にグッときました。300年後の猿たちがまさかこんな文明を築いてるなんて、最初はびっくりしたけど、観ているうちに「これアリかも」って思えてきました。ノアとメイが一緒に冒険していくのもなんか応援したくなるし、2人がちょっとずつ心を通わせていく感じもキュンとくるんです。
それにしてもプロキシマス・シーザー、出てくるたびに「うわ、絶対ラスボス」っていう圧がすごくて。もう、彼の猿帝国を作ろうとする執念がめちゃくちゃ濃くて、逆にクセになりそうでした。でも、それに負けずに頑張るノアとメイには本当に拍手です。
あと、この映画を観てると、種族とか関係なく「共に生きる」っていうのも悪くないかもって感じさせられて、ちょっと温かい気持ちになりましたね。映像も超リアルで、猿たちの表情が細かくて驚きです。シリーズファンはもちろん、初めてでもスムーズに入れる作品なので、楽しめる人多いんじゃないかと思います。こんな風に猿に夢中になれる映画、なかなかないです。
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