仕事に疲れた夜に観たい映画5選|Netflixの癒し作品

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仕事に疲れた夜に観たい映画5選|Netflixの癒し作品

帰宅して、シャワーを浴びて、ソファに沈み込む。リモコンを手に取ってNetflixを開くけど、何を観ていいかわからない。そんな経験、ありませんか。

正直に言うと、自分もそういう夜がしょっちゅうある。会社を経営していると、体より先に頭が疲れている日が多い。そんな夜に「2時間の大作映画を観よう」とはならない。でも、スマホでSNSを眺めて時間を溶かすと、朝もっと後悔する。

だから最近は「疲れた夜専用の映画リスト」を自分の中に持つようにしている。条件はシンプルで、難しく考えなくていいこと、観終わった後にちょっとだけ気持ちが軽くなること、そしてNetflixで今すぐ再生できること。

今回はそのリストから5本を紹介します。ほっこり系、笑える系、静かに泣ける系をバランスよく入れたので、今夜の気分に合う1本がきっと見つかるはず。


1. 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』|「好きなことをやる」って、こういうことだった

癒しタイプ:元気が出る・お腹が空く 上映時間: 115分 ジャンル: コメディ/ヒューマンドラマ

あらすじ

ロサンゼルスの有名レストランでシェフとして腕を振るうカール・キャスパー。料理評論家との対立でSNS炎上をやらかして店をクビになり、人生どん底に。そこから一念発起してフードトラックを始め、息子と一緒にアメリカを横断しながらキューバサンドイッチを売りまくる。

なぜ疲れた夜に効くのか

この映画のすごいところは、観ている間ずっと「ああ、自分も何か作りたいな」と思わせてくれるところ。カールがキッチンに立つシーンの手元がとにかくいい。玉ねぎを刻む音、バターが溶ける音、チーズがとろける映像。五感が喜ぶ。

仕事で疲れている夜って、「自分は何のために働いているんだっけ」とふと思う瞬間がある。この映画はその問いに対して、説教じみた答えではなく、「うまい飯を作って、大事な人と食べる。それだけで十分じゃない?」とサラッと示してくれる。

自分がこの映画を知ったのは、たしか深夜にNetflixを開いて「おすすめ」に出てきたから。正直、邦題がちょっとダサいなと思ってスルーしかけた。でも再生してみたら、冒頭のカールが朝市で食材を選ぶシーンでもう引き込まれていた。

一番グッときたのは、息子と一緒にフードトラックでサンドイッチを焼くシーン。それまでろくに会話もできなかった父と息子が、料理を通じて少しずつ距離を縮めていく。「何かを一緒に作る」って、言葉より強いコミュニケーションなんだなと思った。自分にも息子がいるから、あのシーンは妙にリアルに感じた。

しいて言えば、夜遅くに観ると本気でキューバサンドイッチが食べたくなるのが唯一の欠点かもしれない。

おすすめ度: ★★★★★ こんな夜に: 仕事のモチベーションが底を打った日、何か新しいことを始めたくなりたい夜


2. 『グリーンブック』|正反対のふたりが、一緒にいるだけで温かい

癒しタイプ:じんわり温まる・笑える 上映時間: 130分 ジャンル: 伝記/ドラマ/コメディ 受賞歴: アカデミー賞 作品賞・助演男優賞・脚本賞

あらすじ

1962年、アメリカ。がさつで教養ゼロだけど腕っぷしだけは強いイタリア系の用心棒トニーが、天才黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手として雇われる。人種差別が根強いアメリカ南部を巡る8週間のコンサートツアー。まるで噛み合わないふたりの関係が、ゆっくりと変わっていく。

なぜ疲れた夜に効くのか

重いテーマを扱っているのに、不思議と観終わった後は温かい気持ちしか残らない。その秘密はトニーのキャラクターにある。フライドチキンを豪快に食べるシーン、ドクターに手紙の書き方を教わるシーン、ひとつひとつがチャーミングで笑える。

でも、笑いの中にちゃんと「人と人が本当に理解し合うこと」の手触りがある。偉そうな言葉じゃなくて、一緒にピザを食べて、一緒にくだらない冗談を言い合って、気づいたら相手のことが大事になっている。そういう友情の描き方がたまらなくいい。

個人的に刺さったのは、トニーが旅の途中で妻に手紙を書くシーン。最初はひどい文章だったのが、ドクターに教わるうちにどんどん良くなっていく。読み上げるたびに妻の表情が変わるカットが入るのだけど、あれがたまらない。

自分も仕事柄いろんな人と付き合うけど、「まったく合わないはずの相手」と時間を重ねるうちに信頼が生まれる瞬間って確かにある。取引先で最初は全然ウマが合わなかった人と、今では一番仲が良かったりする。この映画を観るとそういう記憶がふわっと蘇ってきて、人付き合いって悪くないなと思える。

ラストシーンで胸が熱くなって、「明日もまぁ、やるか」という気持ちにさせてくれる。疲れた夜に観る映画として、個人的にはこれが一番好きかもしれない。

おすすめ度: ★★★★★ こんな夜に: 人間関係に疲れた日、誰かの温かさに触れたい夜


3. 『最強のふたり』|こんなに笑って、こんなに泣けるとは聞いてなかった

癒しタイプ:爆笑→じんわり泣ける 上映時間: 113分 ジャンル: コメディ/ドラマ 備考: フランス映画歴代興行収入1位(日本公開フランス映画としても歴代1位)

あらすじ

パラグライダー事故で首から下が動かなくなった大富豪フィリップと、その介護役として雇われた刑務所上がりの青年ドリス。身分も人種も価値観もまるで違うふたりなのに、一緒にいると不思議と笑いが絶えない。実話がベースになっている。

なぜ疲れた夜に効くのか

「障がい者と介護」と聞くと構えてしまうけど、この映画にお涙頂戴的な湿っぽさは一切ない。ドリスがフィリップの障がいをネタにしてふざけるシーンが何度も出てくるのだけど、それが不快じゃないどころかめちゃくちゃ笑える。「対等に接する」って、こういうことなんだと思う。

ドリスがアース・ウィンド&ファイアーの「September」をかけてフィリップを踊らせるシーンは、何回観ても幸せな気持ちになる。あの瞬間、ふたりの間に身分も障がいもない。ただ音楽を楽しんでいる人間がふたりいるだけ。

実はこの映画、3回観ている。1回目は「いい映画だな」くらいだったのに、2回目でドリスがフィリップの誕生日にサプライズを仕掛けるシーンで不意打ちを食らって泣いた。ドリスは介護のプロでも何でもない。ただ「目の前のこの人を楽しませたい」という気持ちだけで動いている。その純粋さに、歳を取るほどやられる。

それと、エンドロールで本物のふたりの写真が出るのだけど、あれを見ると「ああ、これ実話なんだ」とあらためて胸が熱くなる。作り話じゃない。こういう関係が現実にある。それだけで、なんだか救われる。

疲れている夜にフランス映画は敷居が高いと思うかもしれないけど、この作品に関しては心配無用。テンポがよくて、あっという間に113分が過ぎる。

おすすめ度: ★★★★★ こんな夜に: とにかく笑いたい夜、元気が欲しい夜


4. 『オットーという男』|頑固おじさんの不器用な優しさに、不意打ちで泣かされる

癒しタイプ:静かに泣ける・ほっこり 上映時間: 126分 ジャンル: ドラマ/コメディ 主演: トム・ハンクス

あらすじ

妻に先立たれ、仕事もなくし、ご近所から「町一番の嫌われ者」と呼ばれている頑固な老人オットー。毎日ルールを守らない住人にいちいち文句を言い、人生に終止符を打とうとしている。そこに隣の家に引っ越してきた騒がしいマリア一家が現れて、オットーの日常が少しずつ変わり始める。

なぜ疲れた夜に効くのか

正直に言うと、前半は「このおじさん、面倒くさいな」と思う。ゴミの分別にうるさい、近所の車の停め方に文句を言う、とにかくうるさい。でも物語が進むにつれて、オットーがなぜあんなに頑固になったのかが少しずつ見えてくる。そこからが本番。

トム・ハンクスの芝居が本当にうまい。怒っている顔の裏側にある寂しさとか、素直になれない不器用さとか、表情のひとつひとつで伝わってくる。50歳を過ぎて観ると、妻との回想シーンがとにかく刺さる。「ああ、大事なものって、失ってから気づくんだよな」と。

観ていて思ったのは、「頑固さって鎧なんだな」ということ。オットーが近所の人に怒鳴るのも、ルールにうるさいのも、全部妻を失った悲しみの裏返しだった。自分の周りにもいる、ぶっきらぼうだけど実は情が深い人。そういう人の内面を丁寧に描いてくれるから、観終わった後の余韻がすごい。

特に若い頃のオットーと妻が電車で出会うシーン。あのふたりの目が合った瞬間の表情を見て、「ああ、この人はずっとこの一瞬を抱えて生きてきたんだ」と思ったら、もうダメだった。自分も長く連れ添っているパートナーがいるからこそ、あのシーンの重みがわかる気がした。

派手さはないけど、観終わった後に「明日、ちょっとだけ人に優しくしよう」と思える映画。

おすすめ度: ★★★★☆ こんな夜に: ひとりの夜、静かに心を落ち着けたい時


5. 『7番房の奇跡』|声を出して泣きたい夜は、これを観てほしい

癒しタイプ:号泣→浄化される 上映時間: 127分 ジャンル: ドラマ 備考: 韓国映画。日本でもリメイク版あり

あらすじ

知的障がいのある父ヨングが、身に覚えのない殺人罪で刑務所の7番房に投獄される。幼い娘イェスンと離れ離れになったヨングのために、同房の仲間たちが危険を冒してイェスンを刑務所に連れてくる。父と娘の純粋な愛と、それを見守る囚人たちの人間味。

なぜ疲れた夜に効くのか

これは「癒し」というより「浄化」に近い。観終わった後、涙でぐちゃぐちゃになるけど、不思議と心がすっきりする。疲れている時って、泣きたいのに泣けない状態が続いていることがある。この映画はそのダムを決壊させてくれる。

前半は囚人たちがイェスンをかくまうドタバタが笑えるのだけど、後半の展開は覚悟が必要。特にラスト30分は、涙を堪える余裕なんて一切ない。ヨングが娘に向けるまっすぐな愛情と、それを守ろうとする囚人たちの不器用な正義感。「世の中捨てたもんじゃないな」と、ボロボロに泣きながら思える。

自分が一番泣いたのは、囚人たちがイェスンのために即席の「卒業式」を開いてあげるシーン。あの場面で、ヨングが娘を見つめる目。あれはもう、ただの映画の演技じゃなくて「父親の目」そのものだった。自分の子どもの卒業式を思い出して、二重の意味で涙が止まらなくなった。

あと、囚人たちがヨングを助ける理由がいい。正義感とか同情とかじゃなくて、「この人と一緒にいると、自分もまともな人間でいられる気がする」という感覚。仕事でいろんな人を見てきたけど、人って結局、純粋な人のそばにいたいんだよな。

ただし、次の日に目が腫れる覚悟は必要。金曜の夜か、休みの前日に観ることを強くおすすめします。

おすすめ度: ★★★★★ こんな夜に: 涙でリセットしたい夜、心のデトックスが必要な時


まとめ|疲れた夜こそ、映画の時間を自分にあげよう

今回紹介した5本をあらためて並べてみる。

作品名癒しタイプ上映時間おすすめ度
シェフ 三ツ星フードトラック始めました元気が出る115分★★★★★
グリーンブックじんわり温まる130分★★★★★
最強のふたり爆笑→泣ける113分★★★★★
オットーという男静かに泣ける126分★★★★☆
7番房の奇跡号泣→浄化127分★★★★★

仕事で疲れた夜、ベッドに直行するのも悪くないけど、たまにはNetflixで映画を1本観る時間を自分にプレゼントしてもいいと思う。2時間後、ちょっとだけ心が軽くなっていたら、今夜はいい夜だったということにしよう。
全作品、Netflixで今すぐ観られます。
気になった1本から、ぜひ。

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