『ユーフォリア』シーズン3 エピソード3まで観た感想|4年待った甲斐があったかもしれない

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『ユーフォリア』シーズン3 エピソード3まで観た感想

4年。待たされたなぁ、と思う。

『ユーフォリア』シーズン2が終わったのが2022年。そこから制作の遅れや出演者のスケジュール問題でずっと宙ぶらりんだった。正直なところ「もう打ち切りなんじゃないか」と半ば諦めていたところに、2026年4月、U-NEXTでシーズン3の配信がスタートした。

で、3話まで観た。

結論から言うと、まぁまぁハマっている。いや、「まぁまぁ」という言い方は正確じゃないかもしれない。毎週配信日が来ると、夜中に一人でイヤホンして観てしまう程度にはハマっている。

『ユーフォリア』シーズン3 基本情報

今作の舞台は、シーズン2から5年後。高校生だったルーたちは20代前半の大人になっている。

配信はU-NEXTで独占。2026年4月13日から毎週1話ずつ配信で、全8話構成。字幕版と吹替版の同時配信なのもありがたい。

主要キャスト:

  • ゼンデイヤ(ルー役)
  • シドニー・スウィーニー(キャシー役)
  • ジェイコブ・エローディ(ネイト役)
  • アレクサ・デミー(マディ役)
  • ハンター・シェーファー(ジュールズ役)
  • モード・アパトー(レクシー役)

新キャストとしてシャロン・ストーンやロザリアが参加しているのも話題になっている。

5年後のルーに面食らった

シーズン2までのルーは高校生で、ドラッグとの闘いが物語の中心だった。

シーズン3のルーは、地元のスモークショップで働いている。大学にも行かず、なんとなく日々をやり過ごしている感じ。「あぁ、リアルだな」と思った。ドラマチックな転落でも劇的な回復でもなく、ただ停滞している。それが妙にリアルで、観ていてざわざわする。

そこにかつてのドラッグの元締めローリーが再び現れて、未払いの借金を突きつけてくる。ルーは運び屋として働くことになるんだけど、この展開が「あぁ、やっぱりそうなるよな」という納得感と「いや、そっちに行くなよ」という気持ちが同時に来る。

ゼンデイヤの演技が、とにかく良い。

シーズン1、2の頃よりも明らかに表現の幅が広がっていて、目の演技だけで「この人、今どういう精神状態なのか」が伝わってくる。映画『チャレンジャーズ』を経て、さらに一段階上に行った感じがする。

他のキャラクターたちのその後

ルー以外のキャラクターもそれぞれ5年分の変化がある。

キャシーはネイトと婚約していて、豪華な結婚式の資金をOnlyFansで稼いでいる。しかもその内容がかなり攻めていて、「ペットプレイ」と呼ばれるコンテンツを配信している。

正直、最初は「キャシーにまたこういう役回りをさせるのか」と思った。シーズン1、2でも身体を使う場面が多かったキャラクターだから、また同じパターンかと。

でも3話まで観て少し印象が変わった。今回のキャシーは、誰かに流されてそうなっているんじゃなくて、自分で選んでやっている。そこに初めて「主体性」みたいなものが見える。シドニー・スウィーニーの演技も以前のシーズンの爆発的な感情表現とは明らかに違っていて、もっと抑制が効いている。計算して、躊躇して、それでもやる——という複雑な感情の層が見える。

ネイトとの関係も面白い。表面上は幸せなカップルなんだけど、キャシーがOnlyFansで稼いでいることにネイトがどう反応しているのか。あの男のプライドを考えると、これが後々爆弾になるのは目に見えている。

賛否は分かれるストーリーラインだと思う。「またシドニー・スウィーニーを脱がせたいだけだろう」という批判もネット上では見かける。ただ、少なくとも3話までの段階では、キャシーというキャラクターに新しい角度を与えようとしている意図は感じる。最終的にどう着地するかで評価は変わるだろうけど。

ネイトは逮捕された父親の家業を継いで、野心全開。ジェイコブ・エローディの存在感は相変わらず画面を支配している。

マディはハリウッドの事務所で働きながら「裏活動」で稼いでいる。アレクサ・デミーの出番がもっと欲しいと思っていたら、エピソード3でかなり活躍するので安心してほしい。

レクシーはドラマ制作に携わっていて、これがシーズン2の舞台演出との繋がりを感じさせて面白い。

エピソード3の結婚式が凄い

ここから少しだけネタバレを含むので、未視聴の方はご注意ください。


⚠️ 以下、エピソード3までの軽いネタバレあり ⚠️


エピソード3はキャシーとネイトの結婚式が舞台になる。シーズン3で初めて主要キャスト全員が同じ場所に集まるエピソードで、これがとにかく緊張感がすごい。

一見華やかなウェディングなんだけど、全員がそれぞれ爆弾を抱えている。ルーはルーで運び屋の件があるし、マディは元カレの結婚式に出席しているわけだし、ジュールズとルーの再会もある。

「いつ爆発するんだ」とずっとソワソワしながら観ていた。

特にルーがFezに電話するシーン。短いんだけど、あの一瞬でルーの孤独感が全部伝わってくる。ゼンデイヤ、あの表情だけでエミー賞取れるんじゃないかと思った。

結婚式の結末については書かないけど、「あっ」と声が出た。それだけ言っておく。

賛否あるのはわかる。でも僕はハマっている

正直に言うと、批評家の評価はあまり良くない。ロッテン・トマトのスコアもシーズン1、2と比べると下がっている。「前作までの人間関係が置き去りにされている」という批判もあるし、それは分かる。

ジュールズとルーの関係性の掘り下げはもっと欲しいし、フェズの不在は痛い。

でも、シーズン3は「あの頃の延長」ではなく、完全に新しいフェーズとして観ると面白い。高校時代の甘酸っぱさは消えて、代わりに「社会に出たけど全然うまくいかない20代」のヒリヒリした感じがある。

あと単純に映像が美しい。サム・レヴィンソンの演出は好みが分かれるだろうけど、画作りのセンスは相変わらず突出している。エピソード3の結婚式シーンの照明と色使いだけでも観る価値がある。

こういう人にはおすすめ

  • シーズン1、2を観てルーの行く末が気になっている人
  • ゼンデイヤの演技が好きな人
  • 「大人になったけど全然大人になれていない」感覚に共感できる人
  • 映像美だけでも楽しめる人

逆に、シーズン2までの人間関係ドラマの続きを期待している人は、序盤は少し戸惑うかもしれない。でも3話まで観ると「あぁ、こういう方向に行くのか」と見えてくるので、2話で止まっている人はもう1話だけ観てみてほしい。

評価

★★★★☆(4.0 / 5.0)

4年越しの新シーズン、期待しすぎず観始めたら思った以上に引き込まれた。ゼンデイヤの演技と映像美だけでも観る価値あり。残り5話でどこまで行くのか楽しみ。

まとめ

『ユーフォリア』シーズン3、エピソード3まで観た時点では「ちゃんと面白い」というのが率直な感想。批評家の評価は割れているけど、個人的にはシーズン2の後半よりも集中して観られている。

U-NEXTで毎週配信中。まだ追いつける話数なので、GW中に一気観するのもありだと思う。

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