『続・ALWAYS 三丁目の夕日』レビュー
イントロダクション
2007年に公開された『続・ALWAYS 三丁目の夕日』は、昭和34年の東京下町を舞台に、心温まる人間模様を描いた感動的なドラマです。この作品は、前作『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編であり、昭和の街並みと人々の絆を再び美しく描いています。監督は山崎貴氏で、原作は西岸良平の漫画『三丁目の夕日』です。今回は、この映画のネタバレあらすじ、キャスト紹介、そして私の感想を交えてレビューします。
ネタバレあらすじ
昭和34年の春。日本は東京オリンピックの開催が決定し、高度経済成長時代を迎えようとしていました。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、茶川竜之介(吉岡秀隆)が黙って去って行ったヒロミ(小雪)を想い続けながら、淳之介(須賀健太)と暮らしていました。
ある日、淳之介の実父である川渕(小日向文世)が再び息子を連れ戻しにやって来ます。川渕は、淳之介に人並みの暮らしをさせることを条件に改めて茶川に預けることを提案します。茶川は安定した生活と共に、ヒロミに一人前の自分を見せるために、一度はあきらめていた「芥川賞受賞」の夢に向かって再び執筆を始める決意をします。
一方、鈴木オートでは、経営が軌道に乗り始めていました。鈴木則文(堤真一)と妻のトモエ(薬師丸ひろ子)は、事業に失敗してしまった親戚の娘美加(吹石一恵)をしばらく預かることになります。美加は新しい環境に戸惑いながらも、次第に鈴木家の一員として受け入れられていきます。
クライマックスでは、茶川が芥川賞受賞の夢を追い続ける中で、淳之介との絆をさらに深めていきます。彼の奮闘と成長が描かれ、家族の温かさと絆が強調されます。また、鈴木オートの家族も美加の存在を通じて絆を強め、困難を乗り越えていきます。
キャスト紹介
- 茶川竜之介:吉岡秀隆
- 売れない小説家であり、淳之介の親代わりとして彼を育てる。
- 鈴木則文:堤真一
- 自転車修理工場の経営者で、家族を大切にする頼りになる父親。
- 鈴木トモエ:薬師丸ひろ子
- 鈴木家の母。家庭を支える強い女性。
- 六子:堀北真希
- 鈴木家の娘で、工場で働きながら家族と共に成長する。
- ヒロミ:小雪
- 茶川の恋人で、彼を支える心優しい女性。
- 淳之介:須賀健太
- 茶川の養子で、成長と共に家族との絆を深める。
- 川渕:小日向文世
- 淳之介の実父で、彼を引き取りに来る。
- 美加:吹石一恵
- 鈴木家の親戚で、事業に失敗して鈴木家に身を寄せる。
私の感想
『続・ALWAYS 三丁目の夕日』は、前作に続いて昭和の時代背景を丁寧に再現しながら、人々の温かい心と絆を描いています。この映画は、私が今までに見た映画の中でも特に心に残る作品です。特に、茶川と淳之介の親子のような関係や、鈴木家の家族の絆が非常に感動的でした。
茶川が一度はあきらめた夢を再び追いかける姿には心を打たれました。彼が淳之介との関係を深め、彼の成長を見守る姿には感動しました。家族のために自分の夢を犠牲にしながらも、再び立ち上がる彼の姿は、まさに父親としての愛情と責任感を感じさせました。
また、鈴木家が美加を受け入れ、家族としての絆を強める様子も感動的でした。美加が新しい環境に馴染み、家族の一員として受け入れられる過程は、観る者に希望と温かさを感じさせます。昭和の街並みや風景の描写も素晴らしく、ノスタルジックな気持ちにさせられました。
まとめ
『続・ALWAYS 三丁目の夕日』は、昭和の温かい人間関係と家族の絆を描いた感動的な作品です。キャラクターたちの成長と葛藤、そして困難を乗り越える姿は、観る者に勇気と希望を与えてくれます。昭和の風景と共に描かれる人々の物語は、現代に生きる私たちにも多くの教訓を残してくれるでしょう。ぜひ一度、この感動的な物語を体験してみてください。
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