映画『ゴーストキラー』レビュー
イントロダクション
大学生・松岡ふみか（髙石あかり）は、ある朝、帰宅途中で転倒し、転がっていた薬莢を拾う。その夜、自宅でふみかにしか見えない幽霊・工藤（三元雅芸）と遭遇。彼は元殺し屋の霊だったが、ふみかが手を握ると“その力”が乗り移り、異能を得る。最初は恐怖と嫌悪を抱くものの、復讐と成仏を望む彼を助けるうちに、次第に心を開いていく…。
作品情報 ✨
- 監督・アクション監督：園村健介
- 脚本：阪元裕吾（『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ）
- 音楽：森野宣彦
- 製作国・年：日本＋米共同製作、2024年
- 上映時間：約104分
- 公開日：2025年4月11日（新宿バルト9ほか全国）
- 配給：ライツキューブ／Well Go USA Entertainment（米）
キャスト紹介
- 松岡ふみか役：髙石あかり
– 映画単独初主演。「ばけばけ」（NHK朝ドラ）のヒロインにも抜擢。個人的な雰囲気とアクションの両立を演じ分ける挑戦に意欲を見せている。 - 影原利久役：黒羽麻璃央
– クールな殺し屋役で新たな一面を披露。 - 工藤英雄（殺し屋の幽霊）役：三元雅芸
– アクション経験豊かな役者。ふみかの“師匠”的存在。 - その他：井上想良、東野絢香、川本直弘、アベラヒデノブ、本宮泰風（友情出演）など豪華キャスト
あらすじ
大学生・松岡ふみかは、普通の毎日を淡々と過ごす、ちょっと引っ込み思案な女子。ある夜、飲み会帰りの道すがら、路地裏で転倒し、偶然ひとつの薬莢を拾う——その瞬間、彼女の平穏な人生は音を立てて崩れ出した。
薬莢がきっかけで“見えるようになってしまった”のは、元殺し屋・工藤の幽霊。彼は殺されてこの世に未練を残したまま彷徨う“復讐に燃える魂”だった。ふみかは、彼の姿も声も聞こえる唯一の存在となり、否応なくその世界に巻き込まれていく。
しかも工藤の霊がふみかに“取り憑く”と、彼の殺し屋としての超人的な身体能力が彼女に乗り移る。手の震えが止まらないまま戦う初戦。恐怖、混乱、そして得体の知れない快感……。ふみかの身体は確実に“変わっていく”。
最初はただ怖かった工藤に対し、彼の記憶や想いを知っていくうちに、ふみかの中に「この人をただの復讐者で終わらせたくない」という感情が芽生える。工藤がなぜ殺されたのか？ その裏に潜む闇の組織。かつての仲間、裏切り者、そして新たにふみかを狙う刺客たち……。
自らの“普通の人生”と決別し、幽霊と一心同体になったふみかは、やがて「守られる側」から「戦う側」へと覚醒する——
成仏という名の“救済”を与えるために。
そして彼女自身の、生きる意味を掴むために。
▶️一言で言うなら：
「地味な女子大生が、殺し屋の霊とバディを組み、超人アクションで復讐の旅に出る！」
という、めちゃくちゃクセ強めのバディ・アクション×青春スピリチュアルドラマです。
🎬 私の感想
正直、「ゴーストに取り憑かれて、殺し屋になる女子大生⁉」って最初あらすじ見た時は、
「いやいや、また変なB級系かな？」と思ってましたが…
めっちゃ面白かったです。
てか、ふみかちゃん強すぎやろ！…笑
最初は、いかにも地味で普通の大学生って感じだったのに、工藤（幽霊）とリンクした瞬間からの“覚醒っぷり”がすごい。
しかも戦い方がゴリゴリにスタイリッシュ。蹴る、殴る、回る、投げる！
「幽霊って、こんな便利アイテムやったっけ？」ってツッコミたくなるくらい…笑
特に好きだったのは、ふみかと工藤の“心の距離感”の変化。
最初は「こいつ何やねん!?」って拒絶してたのに、だんだんバディ感出てくるのが良い。
もう後半は『相棒』か『バディもの刑事ドラマ』並に信頼してるやん！って感じで。
あとね、工藤さん…めっちゃイイやつ。
「殺し屋のくせに心が綺麗」とか、ズルい設定。
まあ、細かいところで「いや、それは都合よすぎじゃ？」とか「大学の授業いつ行ってんの？」って思うとこはあるけど、
そういう細かいことは気にしない！
だってアクションかっこいいし、テンポいいし、主演の髙石あかりさん、可愛いし強いし最高やし！
🎯まとめると…
- 幽霊と女子大生がタッグ組んで戦うというトンデモ設定 → 意外と感動する
- アクション → 想像以上に本格派でキレッキレ
- 主演 → 髙石あかりさん、もうファンになりました
- 雰囲気 → ゆるくて笑えるシーンもあって、重くなりすぎず観やすい◎
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