『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』実写ドラマ感想|山﨑賢人主演!WOWOW連続ドラマW

目次

連続ドラマW『ゴールデンカムイ 北海道刺青囚人争奪編』レビュー

連続ドラマW『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』は、野田サトル氏の人気漫画『ゴールデンカムイ』を原作とした実写ドラマシリーズで、映画版の続編として制作されました。 ​本作は、明治末期の北海道を舞台に、埋蔵金を巡る壮絶な争奪戦を描いています。​

イントロダクション

日露戦争を生き延び、「不死身の杉元」と称される元兵士・杉元佐一(山﨑賢人)は、アイヌの少女・アシㇼパ(山田杏奈)、脱獄王・白石由竹(矢本悠馬)と共に、金塊の在りかを示す刺青を持つ24人の囚人を追い求めます。​しかし、彼らの前には大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉(玉木宏)や、元新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らも同じく金塊を狙い、三つ巴の戦いが繰り広げられます。 ​

作品情報

  • タイトル: 連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―​
  • 放送開始日: 2024年10月6日​
  • 放送局: WOWOW​
  • 話数: 全9話 ​

キャスト紹介

役名演じた俳優役柄の説明
杉元佐一山﨑賢人「不死身の杉元」と呼ばれる元陸軍兵士。金塊を求めて北海道を旅する主人公。
アシㇼパ山田杏奈アイヌの少女。父の死の謎を追い、杉元と共に行動する。文化や知識で杉元を助ける存在。
白石由竹矢本悠馬“脱獄王”と呼ばれる囚人。軽妙なキャラでチームのムードメーカー的存在。
尾形百之助眞栄田郷敦狙撃の名手で冷静沈着な第七師団の兵士。杉元らと時に敵対し、時に協力する複雑な人物。
月島基工藤阿須加鶴見中尉の側近で忠実な軍曹。冷静かつ計算高いが、心の中に葛藤も抱える。
谷垣源次郎大谷亮平東北のマタギ出身で、強靭な体と優しさを持つ男。複雑な立場で物語に関わっていく。
インカㇻマッ高橋メアリージュン占い師の顔を持つアイヌの女性。神秘的な存在で物語に深みを与える。
鶴見篤四郎玉木宏第七師団の中尉で、金塊を利用して北海道を支配しようと目論む冷酷でカリスマ的な存在。
土方歳三舘ひろし元新選組副長。脱獄囚の一人で、独自の思想と野望を胸に金塊を追う。

あらすじ

命を懸けた戦いの果てにあるのは、莫大な金塊か、それとも――。

舞台は明治末期の北海道。日露戦争を生き延びた元兵士・**杉元佐一(通称:不死身の杉元)**は、亡き戦友の遺志を継ぎ、大金を手に入れるため過酷な旅に出る。
彼が追い求めるのは、アイヌ民族から奪われた金塊――その在りかは、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青によって示されていた。

そんな中、彼は一人の少女と出会う。
アイヌの少女・アシㇼパ。冷静で賢く、野性と優しさを併せ持つ彼女は、金塊の真実と、自身の父の死に隠された謎を追うため、杉元と行動を共にすることを決意する。

二人の前に立ちはだかるのは、帝国陸軍第七師団の鶴見中尉(玉木宏)率いる軍の一派。
そしてもう一人の強敵――かつて死んだはずの伝説の剣士・土方歳三(舘ひろし)。
彼らもまた、それぞれの「野望」と「正義」を胸に、金塊を巡る熾烈な争奪戦
に身を投じていた。

この物語は、ただの冒険劇ではない。
人間の欲望、忠誠、裏切り、信頼、そして生きる意味が交錯する、壮大なヒューマンドラマでもある。

さらに物語は、“殺人ホテル”と呼ばれる謎の施設や、裏切り者の刺青囚人たち、予測不能な戦いと駆け引きを通して、緊迫の展開へと突き進んでいく。

「誰を信じる? 何を守る? 金塊の先にある真実とは――」

壮大な北海道の自然、緻密な人間ドラマ、そして手に汗握るサバイバルと戦略の応酬。
あなたもきっと、杉元とアシㇼパの旅に心を奪われるはずです。

私の感想

まず一言、実写ドラマ化ってここまでできるんだ…と驚かされました。『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』は、漫画原作の空気感やキャラクターの魅力をしっかり再現しながらも、実写ならではの迫力とリアリティが加わっていて、毎話見応えがありました。

特に印象的だったのは、杉元とアシㇼパの関係性。
決して「守る人・守られる人」という単純な構図ではなく、時には対等に、時にはお互いが支え合う存在として描かれていたのがすごくよかったです。アシㇼパの芯の強さや、杉元の不器用ながらも優しい一面が丁寧に描かれていて、自然と感情移入してしまいました。

そして、アイヌ文化の描写がとても丁寧で、物語のスパイスというよりは“物語の芯”として存在しているのが素晴らしかったです。ドラマを観ながら、「こんな世界があったんだな」「こんな生き方があるんだな」と、自然と学ぶことができたのも大きな魅力でした。

鶴見中尉や土方歳三といった“敵役”も単なる悪ではなく、それぞれに思想や信念があり、一概に「悪」とは言い切れない深みがありました。人間の欲や理想、忠誠心、そして狂気がぶつかり合うさまは、ただのサバイバルドラマにとどまらず、歴史劇としても非常に完成度が高かったです。

キャラ一人ひとりの背景や動機がしっかりしているからこそ、敵味方問わずどの登場人物にも感情移入できて、最後には「みんな幸せになってくれ〜!」と願ってしまうような、そんな不思議な感覚になりました。

全9話があっという間で、「ああ、もう終わっちゃったのか…」というちょっとした寂しさも残りました。でも、その余韻こそが良作の証。漫画ファンとしても、ドラマファンとしても大満足の作品でした。

ブログランキング

にほんブログ村 映画ブログへ
映画ランキング

ポチッと応援して頂けたら嬉しいです

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次