映画『変な家』感想・考察|ホラー?ミステリー?間宮祥太朗×佐藤二朗が挑む異常な家

目次

映画『変な家』レビュー

🎬 はじめに

YouTubeで大反響を呼んだ覆面作家・雨穴さんの実話風オカルト動画「変な家」を原案に、間宮祥太朗&佐藤二朗W主演で実写映画化された2024年公開作。間取り図に潜む狂気と恐怖を、実際の“怪しい家”めぐりと連続死体遺棄事件を通じて描き出す、前代未聞のモキュメンタリーホラーです。


🎥 作品情報

  • 公開日:2024年3月15日
  • 上映時間:110分
  • ジャンル:J‑ホラー/ミステリー(予告ではミステリー感が強いものの、実際はホラー色が濃い
  • 監督:石川淳一
  • 原作:雨穴(YouTube+小説版「変な家」)
  • 脚本:丑尾健太郎
  • 製作・配給:東宝 他
  • 興行収入:国内で約50.7億円を記録

🎭 映画『変な家』キャスト一覧

役名俳優名プチ紹介
雨宮(雨男)間宮祥太朗オカルト系YouTuber。間取り図から謎に迫る好奇心旺盛な主人公。
栗原佐藤二朗設計士。ユルい見た目とは裏腹に鋭い分析力を持つ“天才変人”。
宮江柚希川栄李奈「変な家」に心当たりがある女性。核心を握るキーパーソン。
片淵慶太長田成哉柚希の元恋人。物語の重要な過去に関わる存在。
柳岡DJ松永栗原の知人で、家にまつわる過去を知るクセ者。
片淵綾乃瀧本美織謎多き片淵家の一員。過去の闇に深く関わる女性。
片淵文乃根岸季衣片淵家の祖母的存在。不気味な静けさが印象的。
森垣清次髙嶋政伸過去の事件に関係する人物。冷静さの裏に秘密が。
松岡喜江斉藤由貴地元の因習を知る女性。物語の謎を語る重要人物。
片淵重治石坂浩二片淵家の当主。すべての“闇”を知る重厚な存在。

🏠 あらすじ

「この家、何かがおかしい…」

動画クリエイター・**雨宮(間宮祥太朗)のもとに、マネージャーから1枚の間取り図が持ち込まれる。「中古住宅を買おうとしたが、どうにも気味が悪い」と相談を受けたというその間取りには、“窓のない謎の部屋”や“外からしか入れない部屋”**がいくつも存在していた。

違和感を覚えた雨宮は、友人で設計士の栗原(佐藤二朗)に調査を依頼。彼の分析により、この家にはただの欠陥住宅では済まされない、“異常な意図”があると明かされる。「この家は、誰かを閉じ込めるために設計されている」──そう、まるで誰かを隔離し、隠すための“監禁装置”のような家なのだ。

やがてその“変な家”の所在地付近で、連続する死体遺棄事件が発生。雨宮と栗原の探査は、都市伝説レベルだった「ただの怖い間取り」から、実在の犯罪と接続するリアルな恐怖へと姿を変えていく。

そんな中、謎の女性・柚希(川栄李奈)が「その家には心当たりがある」と名乗り出てくる。彼女の話は、やがて村の因習・儀式・そして血塗られた家族の記憶へと繋がっていく…。

「この家で、一体何があったのか?」

過去と現在が交錯し、封印されていた“家の記憶”がひとつずつ解き明かされるたび、観る者の“日常”が静かに崩れていく。

最後に彼らがたどり着くのは、想像を超えた“異形の真実”──
その家に住んではいけない理由が、そこには確かに存在していた。

🗣️ レビュー

✅ ポジティブな評価

  • “いい感じで不気味だし、おどろおどろしい感じは出てた。川栄の不気味な演技も良かった”
  • 多くの観客にとって「ホラーとしてそこそこ楽しめた」という声も。

⚠️ 気になる点

  • ミステリー的構成を期待すると肩透かしを食らう可能性高し:「ミステリーを期待して見に行くと確実にガッカリする」との感想もあり。
  • 展開が駆け足で、原作動画のような丁寧な論理展開が薄い(特に栗原パート)。
  • 登場人物の行動に「??」となるシーンが散見されるとの指摘も。

✍️ 私の感想

アマプラで配信開始したので期待して観ました。
だって「変な家」ってYouTubeでも話題になってたし、雨穴さん原作ってだけでワクワクするじゃないですか。

…でも、観終わってまず思ったのは、**「あれ、なんか物足りない?」**って感覚でした。

もちろん、間取りの不気味さや、空間の使い方が怖さを引き立ててたし、佐藤二朗さんの“怖くて面白い”演技は好きでした。でも一方で、ストーリーの展開がちょっと急ぎすぎ?
もっとじわじわ来る怖さとか、間取りから少しずつ謎を紐解いていく感じを想像してたので、あっという間に事件に直結して「え、もうそこ行く?」って感じでした。

あと、登場人物の動きにも少し違和感が…。
主人公が突っ走ったり、急に感情が変わったりするところで、**「ちょっと無理あるかな…」**って思ってしまいました。

でも、ホラーとしての雰囲気づくりはなかなか良くて、音や照明の演出はゾクッとするシーンもありました。
あと、アイナ・ジ・エンドの主題歌がエンドロールで流れてきたときは、妙に余韻があって良かったです。

まとめると、
ホラーの雰囲気や演出は◎
ストーリーの流れやキャラの行動に“うーん…”感あり

って感じです。
原作や動画のファンとしてはちょっと物足りない部分もあったけど、**“家って怖いな”って改めて思わせてくれた”変な体験”**だったのは間違いないです。


🔚 まとめ

  • ▶️ 動画が好きな人:同じ空気感を期待しすぎるとギャップあり。
  • ▶️ ホラーだけを求める人:雰囲気を楽しめる作り。
  • ▶️ ミステリー重視の人:ちょっと物足りない展開かも。

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