『警視庁麻薬取締課 MOGURA』あらすじ・キャスト・感想|HIPHOP×潜入捜査の衝撃ドラマ

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『警視庁麻薬取締課 MOGURA』レビュー

『警視庁麻薬取締課 MOGURA』は、ABEMAが制作したオリジナルのHIPHOPエンタメドラマで、2025年1月9日より放送が開始されました。 ​

イントロダクション

本作は、実際に警察官がラッパーとして潜入捜査を行ったという実話を基に制作されています。 ​物語は、大麻の蔓延が社会問題となっている日本のとある都市を舞台に、現役刑事である主人公・伊弉諾翔吉がラッパー集団への潜入捜査を命じられるところから始まります。​

作品情報

  • タイトル: 警視庁麻薬取締課 MOGURA​
  • 配信開始日: 2025年1月9日​
  • 監督:志真健太郎 南虎我
  • 脚本:ナラミハル
  • 企画プロデュース:鈴木おさむ
  • 制作:BABEL LABEL
  • エピソード数:6話
  • 配信プラットフォーム: ABEMA​

キャスト紹介(一覧)

◆ 警視庁麻薬取締課

  • 伊弉諾翔吉(演:般若)
    主人公。麻薬取締課の刑事。ラップグループ「9門」への潜入捜査を命じられる。
  • 高橋舞子(演:成海璃子)
    伊弉諾の同僚刑事。捜査をサポートする。
  • 草田勘九郎(演:吹越満)
    麻薬取締課の上司。潜入捜査を指揮する。

市役所

  • 安堂誠(演:風間俊介)
    違法薬物の根絶を主張する焼川市長。
  • 燃志(演:板橋駿谷)
    市長秘書。

◆ ラップグループ「9門」

  • 火薬(演:Jin Dogg)
    「9門」のリーダー。カリスマ性と圧倒的なラップスキルを持つ。
  • OG-T(演:G-k.i.d)
    9門のNo.2。火薬を支える右腕的存在。
  • Young06(演:RedEye)
    9門のメンバー。若手ラッパーで将来を嘱望されている。
  • Haru(演:CYBER RUI)
    9門のメンバー。実力派の女性ラッパー。

◆ 敵対するラップグループ「REDHEAD」

  • Born-D(演:吉村界人)
    「REDHEAD」のボス。暴力的な手法でラップシーンを支配しようとする。
  • GEON(演:Jinmenusagi)
    REDHEADのNo.2。冷静かつ計算高い男。
  • Samuel(演:ELIONE)
    REDHEADのメンバー。情報戦にも長けた策士。
  • レイラ(演:Ashley)
    REDHEADのメンバー。妖艶な魅力を持つ女性ラッパー。

◆ その他

  • ハルク(演:眞木蔵人)
    クラブのオーナー。伝説のラップチームの元No.2。
    9門とREDHEADの抗争を陰で見守る存在。

あらすじ

大麻が若者の間で急速に広まり、社会問題として浮上している日本。警視庁は、この違法薬物の流通経路を突き止め、根絶するために秘密裏に大規模な潜入捜査を決行することを決定した。

そんな中、**麻薬取締課の刑事・伊弉諾翔吉(演:般若)は、上司の草田勘九郎(演:吹越満)から極秘任務を命じられる。それは、HIPHOP界で台頭しているラップグループ「9門」**への潜入捜査。9門は表向きは音楽活動をしているものの、その裏では大麻の取引に関与しているという疑いがかけられていた。

普段は真面目で堅物な刑事である伊弉諾だったが、実は過去にラップの才能を持ち、若い頃はフリースタイルバトルにも参加していた経歴があった。その過去を買われ、伊弉諾はラッパー「MOGURA」として9門に潜入することとなる。

9門への潜入と試練

9門のリーダーである**火薬(演:Jin Dogg)**は、一見すると単なるラップ好きの男に見えるが、裏では強大な権力を持ち、違法ビジネスを牛耳る冷徹な存在だった。彼は伊弉諾を警戒しつつも、その実力を試すために、即興のフリースタイルバトルを仕掛ける。そこで伊弉諾は、かつてのスキルを取り戻し、見事にラップで応戦。彼の実力を認めた9門のメンバーたちは、徐々に彼を仲間として受け入れていく。

しかし、潜入捜査を続ける中で、伊弉諾は予想以上に9門のメンバーと深く関わることになり、彼らが単なる犯罪者ではなく、夢や葛藤を抱えながらHIPHOPを通じて生き抜こうとしている姿に触れることとなる。特に、若手ラッパーの**Young06(演:RedEye)**は、貧困や家族問題を抱えながらもラップにすべてを賭けている青年であり、伊弉諾は彼との間に奇妙な友情を築いていく。

「REDHEAD」との抗争、そして正義と信念の狭間

一方で、9門と敵対するラップグループ**「REDHEAD」との抗争も激化していく。REDHEADのリーダーBorn-D(演:吉村界人)**は、暴力的な手法を用いてシーンを支配しようとし、クラブの支配権や薬物市場を巡る戦いが熾烈を極める。伊弉諾は、この抗争がより過激化する前に9門の実態を暴き、組織を壊滅させるための証拠を掴もうとするが、次第に自身の立場と信念が揺らぎ始める。

「果たして、自分が追っているのは本当に”悪”なのか?」 「法に従うことが正義なのか、それともこの世界で生きる彼らの現実を理解することこそが正義なのか?」

そんな葛藤を抱えながらも、伊弉諾は危険な潜入捜査を続ける。しかし、ある日、9門のメンバーの一人が殺害される事件が発生。それをきっかけに事態は急転し、警察の潜入捜査の情報が漏れ始める。そしてついに、火薬は「裏切り者がいる」と疑念を抱き、伊弉諾に鋭い視線を向ける。

ラップバトルの勝者がすべてを手にするこの世界で、伊弉諾は最後にどんな選択をするのか――。

「従うべきは、法か自分か。」

音楽、犯罪、信念が交錯するアンダーグラウンドの世界で、警察官としての信念と、人間としての絆の間で揺れ動く男の壮絶な戦いが描かれる。

私の感想

『警視庁麻薬取締課 MOGURA』は、単なるフィクションではなく、実際に警察官がラッパーとして潜入捜査を行った実話を元にした作品というのが一番の衝撃でした。警察の捜査手法として、こんなに大胆なことが実際に行われていたなんて…!と驚かされました。

HIPHOPの世界にどっぷり浸かった主人公が、ラップで信頼を勝ち取っていく流れもめちゃくちゃ熱い。伊弉諾翔吉を演じた般若さんのリアルなラップスキルは、まさに「本物」。潜入するにしても、ラップが下手だったらすぐバレるわけで、その点もリアリティがしっかり作り込まれていました。まさか刑事がフリースタイルバトルをして敵の信頼を得るなんて、こんなドラマ、今までなかったと思います。

キャスト陣もHIPHOP界の実力派が勢揃いしていて、ラップバトルのシーンは迫力満点。普段から音楽を聴いている人はもちろん、HIPHOPにあまり馴染みがない人でも、その熱量に引き込まれるはず。特にJin Dogg演じる火薬のカリスマ性と、RedEye演じるYoung06の純粋さが光っていて、彼らのキャラクターにもすごく感情移入できました。

ただの「麻薬取締りVS悪い奴ら」みたいな単純な構図ではなく、HIPHOPに人生を賭ける若者たちの夢と現実の間で揺れる人間ドラマが描かれているのも良かったです。主人公も最初は「麻薬を取り締まる警察官」としての立場だったのに、次第に彼らの背景や生き様を知ることで、「果たして自分がやっていることは正義なのか?」と葛藤するようになる。その心理描写がリアルで、見ていて心がザワつきました。

H**実話をベースにした作品だからこそ、リアルな社会問題に対するメッセージがズシンと響きます。**エンタメとしても楽しめるし、同時に「日本のHIPHOPと社会の関係」について考えさせられる、そんな奥深い作品でした。

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