Netflix『ラヴ上等2』第7話までの感想・考察|メンバー11人の恋愛と「校則違反」の謎

※この記事はNetflix『ラヴ上等』シーズン2・第7話までのネタバレを含みます。

Netflixのヤンキー恋愛リアリティショー『ラヴ上等』が、シーズン2になって帰ってきた。

シーズン1を観たときは、正直「なんやこの恋リア(笑)」というのが最初の感想だった。見た目はいかついし、言葉遣いも荒い。普通の恋愛リアリティショーなら、まず集まらないようなメンバーばかりだ。

ところが観ているうちに、その印象がどんどん変わっていった。そしてシーズン2。今回もかなり濃い。いや、個人的にはシーズン1以上かもしれない。

第7話まで観た今、一番気になっているのは「誰と誰がくっつくのか」だけではない。

この人たちは、この14日間でどう変わっていくんだろう。

そこが気になって仕方がない。

今回は『ラヴ上等』シーズン2の第7話までを観た感想と、メンバーそれぞれの印象、恋愛模様、そして気になる「校則違反」について考察してみたい。

目次

『ラヴ上等2』はどんな番組?

『ラヴ上等』は、過去に“不良”と呼ばれてきた男女が共同生活を送りながら、本気の恋と向き合っていくNetflixの恋愛リアリティシリーズ。

シーズン2の舞台は沖縄。新たな学校「羅武上等マリーンアカデミー」に日本各地から個性の強い男女が集まり、14日間の共同生活を送る。

MCはシーズン1から引き続きMEGUMIと永野。さらにシーズン2から、沖縄出身のAwichが加わった。

個人的に、このAwichの加入がかなりいい。単に「この2人いい感じ!」「こっちと付き合ってほしい!」という恋愛目線だけではなく、メンバーの生き方や過去まで踏み込んで見ている。

『ラヴ上等』という番組にものすごく合っていると思う。

そして主題歌はSPEEDの「Body & Soul」。沖縄を舞台にした『ラヴ上等』でSPEED。この組み合わせも絶妙だ。

シーズン2は初期メンバー9人+転校生2人

シーズン2は、男性5人・女性4人の9人でスタート。そこへ途中から、かずくんとはーちゃんという男女2人の転校生が加わる。

最終的には男性6人・女性5人の11人。この途中参加の2人が入ってきたことで、それまで出来上がりかけていた人間関係が一気に揺さぶられる。

ここからは、第7話まで観た僕なりの印象も含めて11人を見ていきたい。

男性メンバー

たいちゃん|強烈な見た目と恋愛で見せる不器用さ

顔面タトゥーという圧倒的なインパクト。登場時からかなり目立っていたのが、たいちゃん。

最初はもっとグイグイ女性に行くタイプなのかと思っていた。ところが恋愛になると、意外と迷う。相手の反応も気にする。

ここが面白い。

『ラヴ上等』を観ていると、見た目の強さと恋愛の強さは全然違うということがよく分かる。喧嘩では強気でも、好きな女性の前では普通の男になる。

このギャップがたいちゃんの魅力だと思う。最初の勢いが最後には一人の女性への本気の気持ちに変わるのか、注目したい。

LEO|「漢」を大切にするからこそ恋愛でも熱い

バーを経営するLEO。抗争に明け暮れた過去を持ちながら、惚れた女性には一途な兄貴肌タイプ。

第7話まで観ていて感じるのは、LEOは今回の男性陣の中でも特に、**「漢としてどうあるべきか」**を大切にしているように見える。

だからこそ中途半端な態度が嫌い。仲間に対しても恋愛に対しても熱い。

ただ、一途であることは、好きな相手の言動にそれだけ感情を揺さぶられるということでもある。恋愛が思い通りにならなくなったとき、LEOがどう動くのか。

後半の見どころになりそうだ。

アリー|感情むき出し。でも、それが一番『ラヴ上等』らしい

元自衛隊で、ラッパー・モデルとして活動するアリー。今回のメンバーの中でも、とにかく喜怒哀楽が分かりやすい。

でも僕は、アリーみたいな人がいるから『ラヴ上等』は面白いと思っている。

普通の恋リアなら「もう少し様子を見たら?」「そこで言わんでも……」と思うような場面でも、感情が先に出る。

格好悪くても、自分の気持ちをごまかさない。スマートではない。でも人間臭い。

『ラヴ上等』って結局、この人間臭さを見る番組なんだと思う。

坊|プロフィールは一番怖い。でも見ていると印象が変わる

元暴走族総長。少年院や懲役の経験もある坊。

プロフィールだけ見れば「一番ヤバそう……」と思ってしまう。ところが共同生活を観ていると、その印象が変わっていく。

草むしりや炊事などを手際よくこなす姿も見せる。

こういうところが『ラヴ上等』の面白さだと思う。

「昔、何をしていた人なのか」と「今、どんな人なのか」は別。

シーズン2のテーマを考えるうえでも、坊はかなり象徴的な人物だ。

マー君|元極道なのに「恋愛には自信がない」

格闘家のマー君。極道の世界にいた過去を持ちながら、家族のためにそこから離れたという経歴を持つ。

そんなマー君が、恋愛には自信がない。

このギャップが面白い。

人生の修羅場を経験してきた人でも、好きな女性の前では普通に悩む。むしろ人生経験があるからこそ、簡単に「好き」と言えない部分もあるのかもしれない。

個人的には後半かなり注目している一人。もし最終盤でマー君が本気の告白をするような展開になれば、かなり熱い。

かずくん|「負け知らずの恋愛王者」は本当の恋を見つけられる?

途中から転校生として加入した、ホストクラブ経営のかずくん。恋愛経験も豊富で、女性との距離の詰め方にも慣れている、いわば“恋愛のプロ”のような男だ。

しかも、すでに人間関係が出来始めたところへの途中参加。さらに、るるとは以前に面識があったこともあり、男性陣から警戒されるのも当然だろう。

「友達を作りに来たわけじゃない」というスタンスも見せ、坊との間にも緊張感が生まれるなど、登場早々かなりの存在感を見せた。

ただ、第7話まで観ていると、かずくんを単なる“チャラいモテ男”として見るのは違う気がしてくる。

女性経験が豊富で、人を口説くことには慣れている。でも、人を口説けることと、一人の人を本気で愛することは全く別。

さらに気になるのが、以前から面識のあるるるとの関係。「負け知らずの恋愛王者」が思い通りにならない恋に出会ったとき、どうなるのか。

途中加入ながら、後半の恋愛模様を動かすキーパーソンになりそうだ。

女性メンバー

あっすん|彼女が求める「漢」とは何なのか

会社経営とキャバクラ勤務。かなり姉御肌なのが、あっすん。

そして求めているのが、「漢らしい男」。

ただ、ここでいう「漢」って、単純に喧嘩が強い男ではないような気がする。

何かあったときに逃げない。嘘をつかない。自分の言葉に責任を持つ。女性を守る。

そういう意味での「漢」なんじゃないだろうか。

あっすんが最終的に誰かを選ぶとすれば、その男性を見ることで、彼女が考える「本当の漢」が分かるような気がする。

ひかる|今シーズンの恋愛模様の中心人物

キャバクラ勤務のひかる。

第7話まで観た段階で、今回の恋愛模様の中心人物の一人と言っていいと思う。複数の男性の気持ちが絡み、恋の矢印がどんどん複雑になっている。

ただ、ひかる自身が求めているのは単純に「モテること」ではない。結婚まで考えられるような本気の恋愛だ。

だから難しい。

ドキドキする男性なのか。安心できる男性なのか。将来を考えられる男性なのか。

14日間という短い時間の中で見極めなければならない。個人的にも、ひかるの恋が一番結末を読みづらい。

まりりん|恋愛以上に「人を信じられるか」が気になる

まりりんは、これまでかなり辛い経験をしてきたことを明かしている。

だから彼女を見ていると、「誰とカップルになるのか」以上に、この14日間で人を信じられるようになるのかが気になってくる。

そして第5〜7話では、まりりんをめぐる男性陣の言動から空気が大きく変わっていく。

本人同士の恋愛だけではなく、「仲間をどう扱うのか」という話にまで発展していった。

女性陣が黙っていなかったのも印象的だった。

個人的には今回、一番「幸せになってほしい」と思ってしまうメンバーかもしれない。

るる|後半に入って一気に存在感が増してきた

モデルのるる。情に厚く、正義感の強いタイプ。

第7話まで観ると、この「正義感が強い」という部分がよく分かる。

男女の空気が悪くなっていく中でも、「自分の恋愛じゃないから」と距離を置かない。納得できないことには真正面から向き合う。

このあたりはかなり『ラヴ上等』らしい。

そして、るるにはもう一つ重要なポイントがある。途中から加入したかずくんと以前に面識があること。

かずくんの登場によって恋愛の矢印がどう変わるのか。この2人の距離感にも注目したい。

はーちゃん|求めているのは「嘘をつかない男」

途中から転校生として加入した、キックボクシングインストラクターのはーちゃん。

格闘技をやっていることもあって一見かなり強そうに見えるが、彼女が男性に求めている条件は意外とシンプル。

「嘘をつかないこと」。

児童養護施設で育った経験もあり、恋愛では特に「信用できる相手かどうか」を大切にしているように見える。

登場直後からアリーとの間に少しピリついた空気が生まれるなど、決して静かな転入ではなかった。ただ、それも含めて『ラヴ上等』らしい。

途中参加という難しい立場の中で誰に心を開いていくのか。そして彼女が求める“誠実な男”はこのメンバーの中にいるのか。

後半の恋愛模様を動かす存在になりそうだ。

第7話まで観て分かった。「一番モテる人」が勝つ番組じゃない

ここまで11人を観ていて面白いのが、プロフィール上の「モテそう」と、実際の恋愛が全然一致しないこと。

見た目も派手。恋愛経験も豊富。夜の世界で働いている人も多い。

でも共同生活になると、そんな肩書きはほとんど意味を持たなくなる。

24時間近く一緒に過ごせば、格好いいところだけを見せ続けるなんて無理だ。

嫉妬したとき。機嫌が悪いとき。好きな人が別の異性と話しているとき。自分が選ばれなかったとき。

そこに本性が出る。

だから面白い。

第5〜7話で「恋リア」から「人間ドラマ」に変わった

個人的にシーズン2が一気に面白くなったのは、このあたり。

単純な恋の矢印だけではなく、男性陣と女性陣の価値観そのものがぶつかり始めた。

男性には男性の言い分がある。女性には女性の言い分がある。

「その態度はどうなん?」

「それは漢としてどうなん?」

恋愛をきっかけに、それぞれが大切にしている価値観までむき出しになっていく。

まりりんをめぐる一連の流れもそう。個人対個人の問題だったはずが、仲間の問題になっていく。

ここから『ラヴ上等2』は完全に恋愛だけの番組ではなくなった。

なぜ『ラヴ上等2』はこんなに揉めるのか?

「元ヤンだから喧嘩っ早い」。

それだけで片付けてしまうのは簡単。でも僕はちょっと違う気がしている。

彼らの中には、傷つく前に自分を守るため、先に強く出るという生き方をしてきた人もいるんじゃないだろうか。

裏切られる前に疑う。否定される前に怒る。傷つけられる前に距離を取る。

それなら恋愛は難しい。

なぜなら恋愛って、相手を信じるために、自分の弱いところを見せなければならないから。

だから僕は途中から、誰かが怒ったときに「どっちが正しい?」ではなく、**「この人は何を怖がってるんやろ?」**と思いながら観るようになった。

そうすると『ラヴ上等』が急に深く見えてくる。

【考察】シーズン2の本当のテーマは「生き直す」

Netflixがシーズン2について語っている中で、個人的に一番印象に残った言葉がある。

「生き直す」。

これがシーズン2の本当のテーマなんじゃないだろうか。

坊の過去。マー君が歩いてきた人生。まりりんが経験してきたこと。はーちゃんの生い立ち。

それぞれが違うものを背負って沖縄に来ている。

過去は変えられない。なかったことにもできない。

でも、これからどう生きるかは変えられる。

恋愛はそのきっかけの一つなんだと思う。

誰かを好きになる。誰かを信じる。仲間のために怒る。自分の弱さを見せる。間違ったら謝る。人を許す。

そうやって少しずつ過去とは違う自分になっていく。

だから、この番組のゴールは「カップル成立」だけではないと思う。

主題歌「Body & Soul」が実はめちゃくちゃ合っている

そして主題歌がSPEEDの「Body & Soul」。

最初に聞いたときは、「懐かしっ!」だった(笑)。

でも番組を観ていくと、この選曲がかなり深い。

沖縄。青春。そして、「今を生きる」。

他人にどう見られるかではなく、自分がどう感じるのか。

これは『ラヴ上等』のメンバーそのものだと思う。

僕と同世代くらいの人なら、SPEEDが流れた瞬間に青春時代まで思い出す。若い出演者たちの青春を観ながら、自分の青春まで重なる。

ここもシーズン2の面白いところだ。

そして第7話ラスト。「校則違反」は誰?

そして第7話。

最後に全部持っていったのが、「校則違反がありました」というアナウンス。

いやいや、そこで終わるんかい(笑)。

第8話を観たくなる終わり方としては100点。

当然気になる。

誰?

何した?

という話になる。

【考察】校則違反そのものより「その後」が重要?

ここからは完全に個人的な予想。

わざわざ第7話のラストに持ってきた以上、軽いルール違反ではないと思う。

恋愛絡みなのか。男女間のルールなのか。それとも全く別の問題なのか。

ただ僕は、「誰が校則違反をしたのか」以上に、その後の11人の反応が重要だと思っている。

責める人。かばう人。怒る人。許そうとする人。黙って見ている人。

そこに一番人間性が出る。

特に第5〜7話で男女の間にかなり緊張感が生まれている。その状態で校則違反が発覚する。

この出来事が、バラバラになるきっかけになるのか。それとも逆に、本当の仲間になるきっかけになるのか。

ここはかなり注目したい。

最後に残るのは「恋人」より「仲間」なのかもしれない

そして僕は、『ラヴ上等2』の最終回で一番泣けるのは、カップル成立の瞬間ではないような気がしている。

14日間。

最初はお互いを警戒していた人間が、一緒に飯を食べ、恋をして、嫉妬して、喧嘩して、泣いて、それぞれの過去を知る。

恋愛は終わることがある。

でも、「あの14日間を一緒に過ごした」という事実は残る。

最初からいた9人。途中から入ってきた、かずくんとはーちゃん。

最終的に11人がどんな関係になって卒業するのか。

そこが一番見たい。

まとめ|『ラヴ上等2』は恋リアの皮をかぶった人間ドラマ

『ラヴ上等2』を観ていない人に説明すると、「ヤンキーを集めて恋愛させる番組でしょ?」と思われるかもしれない。

僕も最初はそう思っていた。

でも実際に観ると全然違う。

見た目が怖い人。過去に色々あった人。強がっている人。恋愛経験が豊富な人。人を信用するのが苦手な人。

そんな人たちが一緒に生活すると、少しずつ鎧が剥がれていく。

喧嘩なら強いのに、恋愛になると不器用。恋愛経験は豊富なのに、本気で人を好きになると分からなくなる。強そうな女性が、本当は安心できる相手を探している。

そのギャップが面白い。

そして第7話まで観た今、『ラヴ上等2』は恋愛リアリティショーというより、恋愛を通して11人の人生を見る人間ドキュメンタリーなんじゃないかと思っている。

人生は過去を消して最初からやり直すことはできない。

でも、「生き直す」ことはできる。

誰かを好きになることも。誰かを信じることも。仲間を作ることも。

そのきっかけになる。

残り3話。

ひかるの恋はどうなるのか。かずくんとるるの関係は動くのか。途中加入したはーちゃんは誰に惹かれるのか。まりりんは本当に信頼できる相手と出会えるのか。

そして、第7話ラストの「校則違反」は一体誰なのか。

気になることだらけ。

ここからが『ラヴ上等2』の本番かもしれない。

最終回を観終わったとき、「誰と誰が付き合った」以上に、**「この11人、いい仲間になったな」**と思えたら、このシーズンは大成功なんじゃないだろうか。

第8話、早く観たい。

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