WOWOWドラマ『ドロップ』レビュー:青春と成長の熱い物語

出典:WOWOWドラマ ドロップ
目次

WOWOWドラマ『ドロップ』全10話レビュー


イントロダクション

WOWOWドラマ『ドロップ』は、品川ヒロシの半自伝的小説を原作にした青春・学園ドラマです。主演は細田佳央太が務め、物語は彼が演じる主人公・信濃川ヒロシを中心に展開されます。ヒロシは、不良に憧れて私立中学から公立中学に転校し、さまざまな試練や出会いを通じて成長していく姿が描かれます。

  • タイトル: ドロップ (Drop)
  • 配信元: WOWOW
  • エピソード数: 全10話
  • ジャンル: 青春・学園ドラマ
  • 監督・脚本: 品川ヒロシ
  • 原作: 品川ヒロシ『ドロップ』(リトルモア刊)

主要キャスト紹介

キャラクター俳優詳細
信濃川ヒロシ細田佳央太主人公のヒロシは、不良に憧れて私立中学から公立中学へ転校。勇気と決断力を持ち、仲間との絆を深めながら成長していく。
井口達也板垣瑞生ヒロシが転校した公立中学の不良グループのリーダー。金髪でアイドルのようなルックスを持ちながら、ケンカが大好きなキャラクター。
ルパン森永悠希ヒロシの仲間で、不良グループの一員。機転が利く性格で、ヒロシと共に数々の試練を乗り越える。
森木林カラス不良グループの一員で、ヒロシの良き友人。強い信念を持ち、仲間を大切にする性格。
ワン公大友一生不良グループの一員で、ユニークなキャラクター。グループのムードメーカー的存在。
片桐波岡一喜元極道で、非常に強力なキャラクター。ヒロシたちの前に立ちはだかる強敵。
荒牧三浦誠己少年課の刑事で、ヒロシたちの状況を見守る存在。
ヒデSWAYヒロシたちの仲間で、重要なアドバイザー的存在。

第一話: 炎の転校生!! 信濃川ヒロシ

品川ヒロシの半自伝的小説『ドロップ』を原作に、細田佳央太が主演する連続ドラマがスタート。不良に憧れる主人公ヒロシ(細田佳央太)は、姉のユカ(佐津川愛美)らの反対を押し切って、進学校から公立中学へ転校を決意。初登校の日から、学校一の不良である達也(板垣瑞生)と衝突し、激しいケンカに巻き込まれるが、これをきっかけに達也の仲間たちと出会うことになる。

第二話: 襲来!! 西中 テル

ヒロシ(細田佳央太)たちが達也(板垣瑞生)の家に集まっていると、調布東中の不良たちが仲間を引き連れて押し寄せてくる。混乱の中、達也の父(深水元基)や少年課の刑事・荒牧(三浦誠己)までもが現れ、一層事態は緊迫する。後日、ヒロシたちはいつものたまり場であるゲームセンターで西中のテルたちと遭遇し、再びケンカが勃発しそうになる。

第三話: ヒロシVS西中 ジョー これは俺の喧嘩だ!

達也(板垣瑞生)たちの前で弱腰を見せてしまったヒロシ(細田佳央太)は、ユカ(佐津川愛美)に相談する。そんな折、ヒロシの前に西中のジョー(兵頭功海)が現れ、挑発を仕掛けてくる。西中の不良たちは「北中狩り」を開始し、ヒロシの仲間である美鈴(田鍋梨々花)と史華(中村里帆)にも危険が迫る。

第四話: 大乱闘!! 狛江西中の大逆襲

西中の不良たちによる“北中狩り”の情報を知った達也(板垣瑞生)は、即座に敵陣に乗り込むことを決意する。そんな中、テル(長田拓郎)が現れ、池内が美鈴(田鍋梨々花)を拉致しようとしていると警告する。テルの忠告を無視し、ただケンカがしたいだけの達也に幻滅したヒロシ(細田佳央太)は、一人で美鈴を助けに向かう。

第五話: 調布鬼兵隊! 赤城と加藤

クリスマスを目前に控えた街中で、ヒロシ(細田佳央太)とルパン(森永悠希)の前に、達也(板垣瑞生)を狙う調布南中の不良、赤城(高橋侃)と加藤(松本享恭)が現れる。調布騎兵隊に所属し、最強コンビと評される二人の迫力に圧倒されたヒロシとルパンは、口先で何とかその場を切り抜けようと奮闘する。

第六話: 最強マサト現る

因縁の決着をつけるため、達也(板垣瑞生)の家に赤城(高橋侃)と加藤(松本享恭)が現れる。ヒロシ(細田佳央太)は強気な態度で挑発し、赤城たちとのケンカに巻き込まれる。その日を境に、赤城と加藤は毎日のようにケンカをしに来るようになるが、大みそかにも現れた二人に対して、ヒロシの我慢も限界に達する。

第七話: 元極道! 片桐くんとヒットマン

ヒロシ(細田佳央太)は持ち前の機転と口車を駆使して、赤城(高橋侃)と加藤(松本享恭)の懐柔に成功するが、達也(板垣瑞生)が風邪でダウンしてしまう。戦力強化を目指すヒロシは、ゲームセンターの店長(佐田正樹)から特訓を受ける。一方で、飯島たちが容赦なく北中の生徒たちを襲撃し始める。

第八話: 最強と最凶! 達也、敗れる

片桐(波岡一喜)は、無関係な北中生たちに危害を加え、さらにはゲームセンターの店長(佐田正樹)にまで暴行を加える。その残虐な行動に怒りを爆発させるヒロシ(細田佳央太)たち。しかし、片桐の圧倒的な力の前に、なす術もなく倒されてしまう。一方、達也(板垣瑞生)は、マサト(金城碧海)にリベンジを果たすため、その行方を追い続ける。

第九話: 3号トンネルの最終決戦

ヒロシ(細田佳央太)は、ヒデ(SWAY)から片桐(波岡一喜)の壮絶な過去を聞かされ、おじけづく。一方、北中の生徒である森木(林カラス)は、強奪された財布と生徒手帳を取り戻すために西中の不良たちに立ち向かうが、一方的に殴られてしまう。森木たちの危機を知ったヒロシは覚悟を決め、ヒデたちと共に3号トンネルへと急行する。

最終話: 最終決着!! 大乱闘の果てに

北中と西中の総力戦は、ついに達也(板垣瑞生)とマサト(金城碧海)、そしてヒロシ(細田佳央太)と片桐(波岡一喜)の対決を残すのみとなった。けんかを止めようとする荒牧(三浦誠己)に対し、ヒデ(SWAY)は「あいつらが自分たちで決着をつけようとしているのを邪魔しないでほしい」と懇願する。

私の感想

ヒロシの不良への憧れが、なんだか懐かしい気分に。ヒロシ役の細田佳央太がまた素晴らしい。あの不器用さと熱血さ、見事に演じてます。

達也役の板垣瑞生も良かったです!金髪のリーダーって感じがピッタリで、彼のケンカシーンは毎回ハラハラしっぱなしでした。そして、森永悠希演じるルパンがいい味出してて、笑いも涙も提供してくれました。特にルパンの機転が利くところ、見ていて爽快でした。

あと、元極道の片桐(波岡一喜)が登場する第八話は圧巻。彼の迫力に圧倒されます。正直、片桐が現れるたびに「どうなるんだろう?」ってドキドキが止まらなかったです。

最終話の大乱闘は、もう目が離せなかった!ヒロシと片桐、達也とマサトの対決は手に汗握る展開で、最後まで息をつかせないドラマでした。荒牧刑事とヒデの会話も感動的で、「このまま終わらせてほしい」というヒデの言葉に胸が熱くなりました。

全体を通して、友情や成長、挑戦というテーマがしっかり描かれていて、見終わった後に「いいドラマだったなぁ」としみじみ思いました。視聴者としても、ヒロシたちと一緒に成長していく感じがして、とても共感できる作品でした。

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