Netflix『とんでもカオス:排泄まみれのクルーズ船』レビュー
🎬 イントロダクション
Netflixの大人気ドキュメンタリーシリーズ“Trainwreck”シリーズ最新作。2013年に起きたカーニバル・トライアンフ号の悪夢的クルーズを、乗客や乗員へのインタビュー、当時の映像、再現ドラマを交えて描く作品です。電力・排水・冷暖房が全停止した中、4,000人以上が衛生も秩序も崩壊した船内での地獄の日々をカメラは容赦なく追います 。
📌 作品情報
項目 | 内容 |
---|---|
配信開始日 | 2025年6月24日 |
ジャンル | ドキュメンタリー映画(約50分) |
監督 | ジェームズ・ロス(『Trainwreck』シリーズの一環として制作) |
視聴レーティング | TV-MA(大人向け) |
言語/字幕 | 英語音声、英語・日本語字幕など対応 |
📝 あらすじ
2013年2月14日、テキサス・ガルベストンを出航したカーニバル・トライアンフ号は、エンジン火災により航行不能に。電気が途絶え、トイレもシャワーも冷暖房も全滅。乗客たちは赤いバイオハザード袋を「便器」として使うよう指示され、デッキでテント生活を強いられる始末。冷蔵庫が使えず、食事はほとんど残飯状態。匂いと不衛生の中、酒が配られ混沌とした歓談/暴動の場と化す。曳航中に排泄物が船内に逆流、まさに“排せつ物まみれ”の悪夢となった。最終的に船はアラバマ州モービルへ無事到着し、カーニバル社は被害者に返金+500ドル旅行券+安全対策費用の支出を発表。以来、同社は安全面で重大改善を実施しています 。
💭 レビュー
衛生崩壊のリアルさに圧倒
実際に「赤い袋が便器代わり」「トイレが“ラザニア”状態」など、生々しい描写が次々に飛び出します。特に暖かく湿った船内での異臭と不衛生の描写は非常に強烈。「映画を見ている」というよりも「あの地獄の場に立っている」感覚に近いです 。
センセーショナルに偏りすぎ?
本作は“狂騒”や“グロ描写”を楽しむ視聴スタイルで設計されており、深刻な企業責任や法的背景、健康リスクなどにはほとんど触れず、エンタメ寄りの演出に注力している印象です。Deciderなどの批評では「ギミックばかりで本質が浅い」との厳しい評価もあります 。
個人のドラマは興味深い
乗員・乗客へのインタビューはリアルで、特に“嫌々ながら赤袋を使った”話や、“女友達3人パーティ”が予想外に深刻な経験だと語る様子はグッと引き込まれます。「ビールの誘惑に負けたらもっとカオスだった」という本音のエピソードは、混乱の人間らしい一面を伝えています 。
総合評価
- 🎥 映像インパクト:強烈、ノンストップ。
- 🧠 知的満足度:やや不足。背景分析は浅め。
- 😅 エンタメ性:めちゃくちゃ高い。グロ&笑いの変なバランス。
🧾 最後に
おすすめ度:★★★☆☆(3/5)
「とんでもカオス」な体験をエンタメとして楽しみたい人向け。お風呂もトイレも快適な平穏な生活が恋しくなる視聴後です。
こんな人におすすめ:
- 「嫌なもの見たさ」でディストピアを体感したい方
- グロ系ドキュメンタリーや“メディア暴走現場”の雰囲気が好きな方
注意点:
- 暴露映像や匂いを想像させる描写に耐性がない人は視聴注意。
- 社会派ドキュメンタリーのような深い考察を求めると物足りなさを感じるかも。
😱💩 私の感想
「トイレが使えないクルーズ」って聞いた瞬間、何かの比喩かと思ったら…ガチでした。
まさか本当に排せつ物が逆流して、船の中が“地獄のテーマパーク”になるとは…Netflixさん攻めすぎ!
途中から「これホラー?ドキュメンタリー?バラエティ?」とジャンルがわからなくなってきて、気づいたら画面に釘付け。
赤いビニール袋がトイレ代わりとか、もう想像力が追いつかん!でも乗客がめっちゃ冷静に語ってて、それが逆におもしろい…笑
あと個人的には、「ビールが配られて空気がさらにカオスに」ってエピソードにツボりました。
もうそれ、災害時の対応としては逆効果のプロフェッショナルやん!ってツッコミ入れたくなりました🤣
とはいえ、見終わった後にふと気づくんですよね。
「水が出る」「トイレが流れる」「空調が効く」って、なんて尊いんだ…って。
まさか排せつ物まみれのクルーズ船から“日常のありがたみ”を学ぶとは思いませんでした。
まとめると:
見る前 →「とんでもカオスって何w」
見た後 →「トイレって神」
Netflixさん、今回も強烈すぎました。風呂入ってから寝ました…笑
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