アマプラ『犯罪者』4話5話ネタバレ感想|「2月2日」と被害者の共通点にゾッとした

3話まででしっかり掴まれていた『犯罪者』。その続き、4話と5話を観ました。

結論から言うと、ここで一気にギアが入りました。3話までは「謎を広げる」段階だったのが、4話5話で「点と点がつながり始める」段階に入る。バラバラだった伏線が、一本の線になっていく感覚。これがサスペンスの一番おいしいところなんですよね。

前回の記事はこれから観る人向けにネタバレなしで書きましたが、今回は既に観た人向け。核心に触れていきます。

(まだ3話までの人は、前回のネタバレなし記事からどうぞ )

目次

【ネタバレ注意】アマプラ『犯罪者』4話5話の感想に入る前に

※ここから先は第4話・第5話の重要な展開に触れます。未視聴の方はご注意ください。

大事なことなので先に言っておくと、この記事は結末までは書きません。5話までを観た時点での感想と考察です。オチはまだ誰にもわからない(全7話・残り2話)ので、そこは一緒にやきもきしましょう。

4話5話は本日7月24日から配信スタート。ようやく物語の輪郭が見えてきた回でした。

『犯罪者』第4話ネタバレ|謎の男の正体と被害者の共通点

まず、ずっと引っ張られてきた「あと10日生き延びれば助かる」の男。

その正体が、大手食品会社・タイタスフーズの営業部長だと判明します。ただの通りすがりの予言者じゃなかった。ちゃんと事件の構図の中にいる人間だった、というだけで背筋が伸びる。

そして修司との接点も明かされる。通り魔事件の2週間ほど前、修司は不法投棄をしようとしていた産廃業者の男を注意している。その男が抱えていた段ボールに書かれていたのが「タイタスフーズ」の文字。

この「たまたま注意した」一件が、後の全部につながっていく。何気ない正義感が、自分を事件の渦中に引きずり込んでいた——ここの見せ方がうまい。日常の小さな行動が伏線だった、と後から知らされるゾクッとする感じ。

その産廃業者の男は、真崎工業の社長・真崎省吾(内野聖陽)だと判明します。が、すでに行方不明。追えば追うほど、肝心なところで人が消える。この「届きそうで届かない」もどかしさが緊張感を生んでいます。

そして4話の一番の背筋が寒くなるポイント。通り魔事件の被害者たちに、ある共通点があることがわかる。無差別に見えた事件が、実は無差別じゃなかったかもしれない——この一点で、物語の意味がまるごと反転する。「通り魔」という言葉自体が、誰かの用意した目くらましだったのでは、と疑い始めてしまう。

『犯罪者』第5話ネタバレ|相馬の異動と迫る黒いセダン

5話は、相馬(高橋一生)にとって厳しい回。

独自の路線で真相を追っていた相馬は、被害者遺族からの抗議の電話を口実に、刑事課から地域課の捜査係へ異動を命じられます。要は、事件から遠ざけられる。

これ、露骨に「上」の力が働いている描き方なんですよね。正しいことをしている人間ほど邪魔にされる。誠実ゆえに孤立する相馬というキャラの設定が、ここで一気に効いてくる。組織の壁にぶつかる中年男の疲れと意地を、高橋一生が抑えた芝居で見せてくる。

一方、修司は真崎省吾の足取りを追って、旧友である杉田自動車修理工場の社長・杉田勝男(マキタスポーツ)に接触を試みる。真相に近づく——と思った矢先、彼らのもとに黒いセダンが迫ってくる。

この「黒いセダン」の引きがずるい。次を観るしかない状態にして5話が終わる。配信ペース的にここで一区切りなので、まんまと残り2話が待ち遠しくなりました。

「2月2日」とメルトフェイス症候群をめぐる考察

4話5話で意味深に浮かび上がるのが「2月2日」という日付。

何が起きた日なのか、まだ明言はされていません。でも、これだけ強調されるということは、事件の起点か、あるいは全員をつなぐ「ある出来事」の日なんだと思う。個人的には、被害者たちの共通点とこの日付が結びつくんじゃないかと睨んでいます。

そしてもう一つの軸が、原作から引き継がれた架空の奇病「メルトフェイス症候群」。MEGUMIが演じる山科早季子が「メルトフェイス症候群全国連絡会」の代表という役どころで、この病気が物語の核に関わってくるのはほぼ間違いない。

ここまでの情報を並べると、こう見えてくる。大手食品会社タイタスフーズ、産廃業者の不法投棄、謎の奇病、そして無差別に見えて共通点のある被害者たち。企業が隠したい「何か」があって、それを知る人間が口を塞がれている——そういう構図なんじゃないか。通り魔事件は、その口封じをカモフラージュするための舞台だった、という線。

あくまで5話までの推測です。でも、もしそうなら「あと10日」の男が修司に警告した理由も腑に落ちる。彼もまた、内側から告発しようとした一人なのかもしれない。

4話5話で光った高橋一生の芝居

改めて、高橋一生の相馬が良い。

4話5話は、彼にとって「押し返される」展開です。真相に近づくほど組織から遠ざけられ、味方は減っていく。声を荒げれば安っぽくなる場面を、彼は静けさで持たせる。異動を告げられたときの、一瞬だけ奥歯を噛むような表情。あれで全部伝わる。

斎藤工の鑓水、水上恒司の修司も、それぞれの立場でじりじり追い詰められていく。3人の距離感が、危機を共有することで少しずつ変わっていくのも見どころでした。トリプル主演がちゃんと機能している。

残り2話への期待|ここからどう畳むのか

ここまで広げた謎を、残り2話でどう畳むのか。ここが本作最大の勝負どころです。

回収してほしい問いを並べておきます。

  • 「2月2日」に何があったのか
  • 被害者たちの共通点は具体的に何か
  • 行方不明の真崎省吾は生きているのか
  • タイタスフーズが隠しているものと、メルトフェイス症候群の関係
  • 事件から外された相馬が、それでもどう食らいつくのか

正直、風呂敷が大きいぶん着地が難しいタイプの物語です。ここで雑に畳むと台無しになる。でも原作が太田愛さんだという安心感があるので、そこは信じて待ちたい。

まとめ

『犯罪者』4話5話は、謎が「広がる」から「つながる」へ切り替わる転換点でした。

謎の男の正体、被害者の共通点、「2月2日」、そして相馬を襲う組織の壁。どれも次への燃料になっていて、5話を観終わった今、完全に残り2話待ちの状態です。

配信は全7話。ここまで来たら最後まで見届けるしかない。結末が気になる人は、ぜひ自分の目で確かめてほしい。

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