韓国映画『ワンダーランド』のレビュー
イントロダクション
『ワンダーランド』は、2024年に公開された韓国のSFロマンチックドラマ映画です。監督はキム・テヨンで、主演にはペ・スジ、パク・ボゴム、タン・ウェイ、チョン・ユミ、チェ・ウシクなどが名を連ねています。愛と喪失、そしてバーチャルリアリティのテーマを描いたこの映画は、韓国では2024年6月5日に公開され、同年7月26日からNetflixで全世界配信が開始されました 。
あらすじ
『ワンダーランド』の物語は、バーチャルリアリティの世界「ワンダーランド」で展開されます。この仮想空間では、現実では再会することが難しい愛する人と再会できる可能性があります。
チョンインとテジュ
20代の女性チョンイン(ペ・スジ)は、昏睡状態の恋人テジュ(パク・ボゴム)に会うためにワンダーランドを訪れます。テジュは事故に遭い、長い間昏睡状態にあります。チョンインは、彼ともう一度会いたいという強い願いから、このバーチャルリアリティの世界に救いを求めます 。
バイリと彼女の夫
一方で、40代の男性は亡くなった妻バイリ(タン・ウェイ)に再会するためにワンダーランドを訪れます。バイリは病気で亡くなり、夫は彼女の死を乗り越えられず、彼女との再会を切望しています。ワンダーランドは、彼にとって妻との思い出を再び感じることができる唯一の場所です 。
ワンダーランドの管理者
ワンダーランドのシステムを管理するのは、ヘリ(チョン・ユミ)とヒョンス(チェ・ウシク)です。彼らは訪問者が仮想世界で愛する人と再会する手助けをし、それぞれの願いを叶えるために尽力します。また、特別出演のコン・ユは、ワンダーランド内のAIサービスとして登場し、訪問者に様々なサポートを提供します 。
キャスト
- ペ・スジ – ジョンイン(20代の女性)
- パク・ボゴム – テジュ(昏睡状態の恋人)
- タン・ウェイ – バイリー(亡くなった妻)
- チョン・ユミ – ヘリ(ワンダーランドの創業者)
- チェ・ウシク – ヒョンス(ワンダーランドの社員)
- コン・ユ – ソンジュン(ワンダーランドの中の仮想人間 )
評価
私の感想
『ワンダーランド』を観ることは非常に考えさせられる体験でした。愛する人と再会するための手段としてのバーチャルリアリティの描写は、興味深くも心を締め付けられるものでした。特にペ・スジとパク・ボゴムの感情豊かな演技は、物語に真実味を加えていました。AIを使って亡くなった愛する人をシミュレートするという概念は、技術と人間関係についての倫理的な問いを投げかけます。
とはいえ、この映画には微妙な部分もありました。物語の進行が遅く感じるところがあり、複雑なストーリー展開がやや冗長に思える場面もありました。視覚的には美しいものの、物語のテンポと複雑さにより、感情的な共鳴が途切れることもありました。それでも、『ワンダーランド』は感情的なコアを持つSFドラマを探している方には一見の価値がある作品です。技術の可能性と限界について考えさせられるこの映画は、その独自の視点とテーマで視聴者に深い印象を残します。
ブログランキング
ポチっと応援して頂けたら嬉しいです
コメント