連続ドラマW『蝶の力学 殺人分析班』徹底レビュー|キャスト・あらすじ・見どころと感想

出典:WOWOW連続ドラマW 『蝶の力学 殺人分析班』
目次

WOWOW連続ドラマW『蝶の力学 殺人分析班』レビュー

イントロダクション

『蝶の力学 殺人分析班』は、麻見和史氏の小説『蝶の力学 警視庁殺人分析班』を原作としたWOWOWの連続ドラマWシリーズ第3弾です。2019年11月17日から12月22日まで放送され、全6話で構成されています。本作は、警視庁捜査一課十一係、通称「殺人分析班」の刑事たちが、猟奇的な連続殺人事件に挑む姿を描いています。

キャスト詳細

  • 如月塔子(きさらぎ とうこ):木村文乃
    • 警視庁捜査一課十一係の刑事。シリーズを通じて成長し、本作ではエースとして活躍します。
  • 鷹野秀昭(たかの ひであき):青木崇高
    • 塔子の先輩刑事で、公安部への異動が決まっています。塔子にとって信頼できるバディです。
  • 相羽町子(あいば まちこ):菊地凛子
    • 法医学者で、塔子たちの捜査に協力します。ドラマオリジナルのキャラクターです。
  • 早瀬泰之(はやせ やすゆき):渡辺いっけい
    • 捜査一課十一係の係長で、チームをまとめる存在です。
  • 手代木行雄(てしろぎ ゆきお):勝村政信
    • 警視庁捜査一課の管理官で、捜査を指揮します。
  • 神谷太一(かみや たいち):段田安則
    • 警視庁捜査一課長で、全体の捜査を統括します。
  • 如月功(きさらぎ いさお):仲村トオル
    • 塔子の亡き父で、元捜査一課の刑事。塔子の刑事としての原点に影響を与えています。

各話あらすじ

第1話: 警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)は、最も信頼する先輩刑事・鷹野秀昭(青木崇高)の公安部への異動が間近に迫る中、資産家・天野秀雄が自宅で惨殺される事件が発生します。遺体の首には青い花が生けられており、妻の真弓(加藤侑紀)は行方不明となっています。さらに、「クラスター16」と名乗る犯人から新聞社に犯行声明が届き、塔子たちは捜査を開始します。

第2話: 誘拐されていた真弓の遺体が発見され、塔子は鷹野が何かを隠しているのではないかと疑念を抱き始めます。捜査中、塔子と鷹野は何者かに襲撃され、さらに「クラスター16」から第三の殺人予告メールが届きます。塔子はプレッシャーを感じながらも、事件解決に向けて奮闘します。

第3話: 容疑者と思われた男が第三の被害者として発見され、首には青い花が4本生けられていました。鷹野の異動が迫り、塔子は責任とプレッシャーで押しつぶされそうになります。捜査は難航し、塔子は焦りと不安を募らせます。

第4話: 「クラスター16」から無差別テロの予告メールが届き、塔子たちは真弓の不倫相手・坂口(瀧川鯉斗)を犯人と推測し、テロの阻止と坂口の確保に急ぎます。現場を突き止めたものの、塔子と鷹野はどうしても坂口が犯人だとは思えず、違和感を抱きます。

第5話: ついにたどり着いた事件の真犯人は、意外な人物でした。犯人逮捕で事件は解決に向かうと思われましたが、塔子からは“ある疑念”が消えずにいました。その疑念を鷹野にぶつけようとするが、鷹野が突然行方不明に。消息を絶った鷹野の居場所を探す十一係は、衝撃の事実をつかむことになります。

最終話: 証拠の“指”のDNA鑑定結果から、ある行方不明の女性が浮上します。彼女と関与していた人物は、十一係がよく知る人物でした。しかし、その人物の異常性に気づき独自捜査を進めていた鷹野は監禁されてしまいます。捜索の末、鷹野の居場所を突き止めた塔子は猟奇殺人犯と対峙することになります。

評価・見どころ

本作は、シリーズを通じて成長する如月塔子の姿が描かれています。特に、先輩刑事である鷹野の異動が迫る中、塔子がプレッシャーと戦いながら事件解決に挑む姿は見どころの一つです。また、法医学者・相羽町子の登場により、捜査に新たな視点が加わり、物語に深みを与えています。視聴者からは、緊迫感のあるストーリー展開やキャストの演技力が高く評価されています。

私の感想

『蝶の力学 殺人分析班』は、緻密なストーリー展開とキャストの熱演が際立つ作品でした。特に主人公・如月塔子の成長過程が丁寧に描かれており、彼女の葛藤やプレッシャー、そして警察官としての使命感がリアルに伝わってきました。木村文乃さんの表情や所作ひとつひとつが塔子の内面を巧みに表現していて、彼女と一緒に事件に向き合っているような緊張感を味わえました。

また、菊地凛子さんが演じる法医学者・相羽町子のキャラクターも印象的で、彼女のミステリアスさが物語に一層の奥行きを与えていました。捜査において重要なピースである一方で、彼女の背負っているものや過去が少しずつ見えてくるのも面白く、目が離せませんでした。

さらに、ストーリー展開のテンポが良く、各話ごとに視聴者を引き込む仕掛けが巧みに散りばめられていました。特に鷹野との関係性が変化していく中で、塔子が自らの意志で成長していく姿は、見ていて胸が熱くなる瞬間が何度もありました。全体として、キャラクターの人間味と猟奇的な事件が織り交ぜられた、緊迫感と感動が共存する見応えのあるドラマでした。

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