『LOST10』を観ようと思ったきっかけ
小栗旬が出てるなら、とりあえず観る。
これ、もう自分の中ではルールみたいなものです。
今回の『LOST10』は横浜流星とのW主演みたいな形で、しかも金曜ドラマ枠。脚本が奥寺佐渡子さん、演出が塚原あゆ子さんと聞いて、「これは外さんやろ」と思って1話から観ました。
結論から言うと、やっぱりハズレなしでした。3話まで観て、毎週金曜の夜が楽しみになってます。
前半はネタバレなし、後半でネタバレありの感想を書いているので、まだ観ていない人も安心して読んでください。
『LOST10』のあらすじとキャスト(ネタバレなし)
あらすじ
舞台は北海道。支樺岳で、登山ツアーのガイドと参加者が遭難する事故が起きます。地元・支樺署の刑事の小駒は捜索に乗り出し、やがて遭難者が見つかります。ところが搬送先の病院に向かった小駒の前に、「保険調査員」を名乗る男・直が現れて……。
ただの遭難事故のはずが、食い違う証言、裏切り、そして大きな力に振り回されていく。そんなヒューマンサスペンスです。
主なキャスト
- 横浜流星:小駒(支樺署の刑事)
- 小栗旬:直(フリーの保険調査員)
- 中村アン:亜矢(遭難したツアー客・中学校教諭)
- 飯豊まりえ:田畠(登山ツアーのガイド)
- 斉藤由貴:ハルネ(ツアー参加者の家族)
- 松下洸平:登里(北海道の会社の社長)
- 市川実日子:あかね(東京の保険会社社員)
- 井口理、野呂佳代、岩谷健司 ほか
真面目でまっすぐな刑事の小駒と、飄々としてつかみどころのない直。この二人が、敵にも味方にもなりそうな距離感で組むのが一番の見どころです。
放送・配信
TBS系「金曜ドラマ」で毎週金曜22時から放送中(2026年10月16日スタート)。見逃し配信はTVer、U-NEXTなどで観られます。Netflixでも配信ページがあります。最新の配信状況は各サービスで確認してください。
『LOST10』1〜3話のネタバレなし感想
小栗旬の保険調査員がクセになる
まず言いたいのは、小栗旬の直というキャラクターがとにかくいい。
軽いノリで人の懐に入っていくのに、言うことはやたら鋭い。「この人、味方なの?それとも何か企んでる?」と、ずっと半信半疑で観てしまいます。重たい事件の話なのに、直が出てくると少し空気がゆるむ。この緩急がたまりません。
横浜流星の小駒は真逆で、まっすぐで不器用。この二人が並ぶと、凸凹コンビとしてちゃんと成立してるんですよね。
「遭難事故」が「お金の話」に変わる怖さ
『LOST10』が面白いのは、山の遭難ドラマかと思いきや、話がどんどん「保険」と「お金」に寄っていくところです。
自分は仕事柄、契約書や保険の書類を毎日のように見ています。だからこそ、保険の受取人や金額が画面に出てくると、それだけで背筋が冷えました。数字ってウソをつかないぶん、人の本音が出るんですよね。
北海道の景色がきれいすぎる
もうひとつ、北海道の山の景色がとにかくきれいです。きれいな景色の中で、人間のドロドロした部分が少しずつ見えてくる。この対比がうまいなと思いました。
気になったところ
正直、登場人物が多くて、1話は「誰が誰だっけ?」となりました。伏線もかなり多いので、ながら見だと置いていかれます。でも、それだけ作り込まれているということでもあるので、ここは集中して観るのがおすすめです。
こんな人に刺さると思う
- 先が読めないサスペンスが好きな人
- 小栗旬・横浜流星のファン
- 「お金が絡むと人はどう変わるか」みたいな話にグッとくる人
評価
★★★★☆(4.5)
一言で言うと「3話まで観て、まだ底が見えない」。毎回ラストの引きが強くて、次の金曜が待ち遠しいドラマです。
ここから先は『LOST10』1〜3話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
【ネタバレあり】『LOST10』1〜3話の感想
1話:保険金の「増額」で一気に空気が変わった
遭難したツアー客の一人・二階堂が遺体で見つかり、直が保険を調べ始めます。受取人は妻のハルネで、しかも事故の2カ月前に1億5000万円に増額されていた。
これ、仕事柄つい考えてしまうんです。保険でも契約でも、「直前に条件が大きく変わる」ときって、たいてい何か理由がある。だから直が「これはただの遭難事故じゃない」と言い切ったとき、「そらそうなるわな」と思わず頷いてしまいました。
直の「すべてを疑え」という考え方も、このドラマ全体のテーマになっている気がします。
2話:田畠の選択が重すぎた
ガイドの田畠が意識を取り戻し、証言が出てきて、少しずつ真相に近づくのかと思っていました。ところが、まさかの展開。田畠がマンションの屋上から……というラストは、本当に言葉が出ませんでした。
この回で印象に残ったのは、直の「お金ほど人間がわかるものはない」という言葉です。きれいごとじゃないけど、うなずいてしまう自分がいました。
3話:乃々ちゃんの「いくらかかりますか?」で泣いた
3話は、田畠の娘・乃々ちゃんの場面に全部持っていかれました。
母親を亡くした乃々ちゃんが、直に「一人で生きていくのにいくらかかりますか?」と聞くんです。小さな子が、悲しむより先にお金のことを考えないといけない。その現実がしんどくて、胸がギュッとなりました。
しかも田畠の生命保険は、受取人が乃々ちゃんなのに、亡くなり方のせいで支払われないかもしれない。「ママと住んでた家に戻りたい」という気持ちも、お金がなければかなわない。
住まいの仕事をしていると、家族を亡くしたあと「この家にこのまま住めるのか」という話は他人事じゃありません。だからこそ、直が「お兄さんが引き受ける」と言ったときは、軽い男だと思っていたぶん、ぐっときました。
一方で、亜矢には借金や睡眠薬の処方といった不利な事実が次々に出てきて、警察は彼女を疑う方向へ。小駒が事件から外されそうになる流れも、見ていてもどかしかったです。
そしてラスト。東京の防犯カメラに、遭難したはずの人物が映っている……。「え、じゃあ山で何があったの?」と、前提がひっくり返されました。
考察:タイトルの「LOST」は何を失う話なのか
毎回、誰かが何かを失っていく話になっているように感じます。命、家族、信用、そしてお金。10人それぞれが何を失って、何を守ろうとしているのか。そこが最後に見えてくるのかなと思っています。
主要キャストの中には、3話の時点でまだ登場していない人もいて、ネットでも「いつ出るの?」とざわついていました。ここからどう絡んでくるのか、4話以降も楽しみです。
結末がどうなるのか、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
まとめ
『LOST10』は、遭難事故の謎を追うサスペンスでありながら、「お金」と「家族」と「一人で生きること」をじわじわ突きつけてくるドラマです。小栗旬の直がとにかくクセになるので、まだの人は1話からぜひ。
おすすめ度は★4.5。TBS金曜ドラマで毎週金曜22時から放送中、見逃し配信はTVerやU-NEXTなどでどうぞ。
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