ドラマ『マトリと狂犬』感想(ネタバレあり)|狂犬2匹に挟まれた男の地獄がヤバい

目次

ドラマ『マトリと狂犬 ―路地裏の男達―』感想(ネタバレあり)|狂犬が2匹いる地獄の板挟みサスペンス

イントロダクション

「正義の味方に捕まったら助かる」なんて、誰が決めた?
『マトリと狂犬』は、麻薬取締官(マトリ)と刑事(警視庁)――同じ“取り締まる側”に見える2人の狂犬に挟まれ、元俳優の転落男がダブルスパイとして闇社会を走らされる、胃がキリキリするアクション・サスペンスです。

面白いのは、単なる「薬物事件もの」じゃなくて、
**“正義の顔をした暴力”**が普通に出てくるところ。
主人公が悪い。けど追う側も怖い。
この「逃げ場ゼロ」の空気がクセになります。


作品情報

  • 放送:MBS/TBS「ドラマイズム」枠(2026年1月20日スタート)
  • 原作:田島隆(原作)・マサシ(漫画)『マトリと狂犬 ―路地裏の男達―』
  • 配信:Netflix見放題(独占配信表記あり)
  • 公式:MBS『マトリと狂犬』

主要キャスト

  • 梅沢恭之介:西畑大吾(元俳優→転落して売人側へ)
  • 黒崎徹:細田善彦(麻薬取締官。“狂犬”と呼ばれるマトリ)
  • 葛城彰斗:向井理(警視庁薬物銃器対策課。“もう一人の狂犬”)

ネタバレなし:見どころ3つ

① 狂犬が2匹いるのが反則

マトリ黒崎は“執念で噛み殺す”タイプ。
刑事葛城は“権力と脅しで潰す”タイプ。
同じ敵(薬物)を追ってるのに、お互いも敵みたいな空気で、主人公の胃が死にます。

② 主人公が「強いヒーロー」じゃないのがリアル

梅沢は基本ずっとビビってるし、逃げたいし、生きたい。
だからこそ、裏社会の怖さが“絵空事”じゃなく感じる。

③ 裏社会の「上納金」「顧客」「取引」が生々しい

半グレ側のルールが、いちいち現実っぽい。
“抜けようとした瞬間に終わる”世界の息苦しさが強いです。


ネタバレあり:各話あらすじ(第1話・第2話)

第1話「狂気の始まり」ネタバレ

六本木のクラブで薬物絡みの殺害事件が発生。
コカイン過剰摂取の客がウエイターを刺して、自分も死亡。
その薬を売っていたのが、売人に落ちた梅沢

一方、事件を追うマトリの黒崎は、現場で警視庁の葛城とバチバチに対立しながらも、独自の嗅覚でルートを追う。

梅沢が仲間とアパートで“パケ作り”をしていると、マトリがガサ入れ。
間一髪で逃げるものの、梅沢はついに黒崎に捕まってしまい、
**「俺のS(スパイ)になれ」**と強要される――。

感想ポイント:ここ、もう「詰み」です。
捕まった時点で終わりなのに、終わらせてくれないのが一番怖い。


第2話「もう一人の狂犬」ネタバレ

黒崎の“S”になった梅沢。
ただでさえ地獄なのに、半グレのボス松原からもガサの穴埋めとして巨額の上納金を要求される。

松原は梅沢に「簡単に稼げる方法」を提示し、
千葉で有名な人気タレント・加賀を新たな顧客にしろと命令。

黒崎はそれを逆手に取り、梅沢に加賀へ接触して証拠を掴めと指示。
しかし、梅沢が新たな取引に向かうと――待ち構えていたのは刑事・葛城。

葛城は梅沢に究極の選択を突きつけ、
「黒崎に従うか」「俺に付くか」みたいな、
“狂犬2匹の綱引き”が本格化していく回でした。


感想

このドラマ、見てて一番しんどいのは「薬物」よりも、
“正義の顔した人間が、普通に人を壊しにくる”ところなんですよね。

梅沢は確かに悪い。転落して売人側にいる。
でも、黒崎も葛城も、助けるためじゃなくて「成果のため」に梅沢を使う。
つまり梅沢は、“罪の報い”というより、道具として削られていく

で、ここが上手い。
視聴者のこっちも気づいたら、
「梅沢、逃げろ」じゃなくて
「梅沢、どっちに付けば生き残れる?」って、
悪い意味で現実的な目線になってくるんです。
この時点で、もう作品に“染められてる”感じがある。

黒崎は執念のマトリで、狂気が真っ直ぐ。
葛城は権力と暴力の匂いがして、別ベクトルで怖い。
どっちも“正しいこと”を言う瞬間があるのに、
次の瞬間、サイコパスみたいな目をする。
いや、笑えないけど面白い(こういうの好きな人には刺さるやつ)。

あと第2話で、半グレ側の「上納金」とか「顧客づくり」とか、
“抜けられない仕組み”が見え始めてきて、
ここから梅沢がさらに壊れていく未来が見えるのがつらい…。


まとめ

『マトリと狂犬』は、麻薬事件を追う捜査ドラマというより、
**狂犬2匹に挟まれた男の「詰みゲー」**を見守るサスペンス。

  • 裏社会の生々しさ
  • マトリと警察の対立構造
  • ダブルスパイの心理的圧迫

この3点が刺さる人は、かなり中毒性高いと思います。
今後、梅沢がどこで“裏切る”のか、あるいは“壊れる”のか――
ここが最大の見どころになりそうです。

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