【ネタバレあり】Netflix スカイスクレイパー LIVE: アレックス・オノルドが挑む台北101感想|台北101“命綱なし”の恐怖と見どころ

目次

Netflix『スカイスクレイパー LIVE: アレックス・オノルドが挑む台北101』レビュー

イントロダクション

「命綱なしで、超高層ビルを登る」――文字にしただけで胃がキュッとなる企画を、Netflixが“生配信”でやってしまったのが本作。フリーソロ(ロープなし単独登攀)のレジェンド アレックス・オノルド が挑む舞台は、台湾・台北の象徴 台北101。高さ約508m・101階建てという「見上げるだけで首が痛い」レベルの建物です。

しかもこれ、ただの記録映像じゃありません。ライブ中継だから、成功も失敗も“その瞬間”に同時体験。テレビの前で手汗を握らされるタイプのスポーツイベントであり、極限のメンタルドキュメンタリーでもあります。


作品情報

  • タイトル:『スカイスクレイパー LIVE: アレックス・オノルドが挑む台北101』
  • ジャンル:スポーツ/エクストリーム系ライブイベント
  • 出演:エル・ダンカン、エミリー・ハリントン ほか
  • 配信(放送)日:2026年1月下旬にライブ配信(悪天候で延期→実施)
  • ランタイム:約120分
  • 見どころの核:「ロープなし × 超高層 × 生配信」

あらすじ(ネタバレあり)

1)“ライブ配信の怖さ”から始まる:延期という現実

まず、ドラマみたいな掴みがある。生配信は予定通りに進む…とは限らない。番組は天候の影響で延期になり、挑戦の緊張が一度「保留」になる。ここで視聴者は気づくんですよね、「これ作り物じゃなくて現実だ」って。ライブ企画の“生っぽさ”が、延期という形で先に刺さってくる。

2)ルールが狂ってる:101階をロープなしで登る

仕切り直しの当日、いよいよ外壁へ。挑戦は、ロープもハーネスもない“フリーソロ”で、101階分を積み上げていくもの。ガラス・鉄・コンクリートの巨大建造物は、岩と違って「ずっと同じ」「ずっと垂直」。オノルド本人も、精神的な未知(初めての超巨大“人工物”)が一番読めない、と語っているのが不気味にリアルです。

3)中盤の鬼門:“バンブーボックス”が本当にキツい

ネタバレとして一番重要なのは、難所が「頂上直前の派手な一手」ではなく、中盤にまとまって存在する点。オノルドが“bamboo boxes(バンブーボックス)”と呼ぶ区間があり、建物中ほどにある8つの張り出し(オーバーハング)セクション=合計64フロア分が、体力的に一番キツいと語られます。

しかも性質が嫌らしい。「約100フィート登ってバルコニー(休める場所)があり、また100フィート登ってバルコニー」みたいな反復で、登っては止まり、登っては止まり…を延々やる。休憩できるのに、逆に“疲労の蓄積”が可視化されて怖い。ここ、観てる側がいちばん息を忘れるゾーンです。

4)終盤は“高さ”より“消耗”との戦いに変わる

101階という数字のインパクトで錯覚しがちだけど、後半に効いてくるのは「恐怖」より「疲労」。本人も「全体のフィジカル(疲労の積み上がり)が大きな要素」と話していて、派手さの裏にある“地味な限界”がじわじわ出てくる。

5)クライマックス:やり直しのない一発勝負、その結末

そして結末。オノルドはこの挑戦を完遂します。言葉で書くと一行なのに、ライブで観ると重さが段違い。本人のコメントでも「長く想像してきたことが、実際にやるとまったく違う」と語られていて、成功の余韻が“達成感”というより“現実味のなさ”として残るのが印象的でした。


感想・レビュー

良かった点1:ライブは“演出”じゃなく“現実”だから、怖さが純度100

収録ドキュメンタリーなら編集で緩急を作れる。でも本作はライブなので、間も沈黙も全部そのまま。延期が起きた時点で「安全が最優先」という当たり前が前提に置かれて、逆に本番の一手一手がリアルに怖くなる。

良かった点2:見どころは“スゴ技”より、メンタルの運用

この作品のコアは、超人的な腕力というより「集中の維持」。本人が語る“セルフトーク(深呼吸して体を落ち着かせる/焦らない)”が、スポーツのコツというより生存戦略に見えてくる。観てると、勝手にこちらの呼吸まで浅くなるのが怖い…笑

良かった点3:“難所が中盤にある”構成が上手い

普通こういう挑戦って「最後がヤマ」になりがちなんですが、本作は中盤のバンブーボックスがピークになっていて、そこを越えてからは「勝ったな…」じゃなく「ここからが消耗戦」という別種の緊張に切り替わる。ライブだからこそ、この構成の残酷さが効く。

気になった点:淡々として“地味”に感じる人もいるかも

反復運動が続くので、クライミングに馴染みがない人は「同じ絵が続くな」と感じる瞬間はあると思います。逆に、そこを“単調”と見るか“恐怖の反復”と見るかで評価が分かれそう。レビューでも賛否が割れやすいタイプの作品です。


こんな人におすすめ

『Free Solo』みたいな「静かな狂気」が刺さる人

高所・極限系が好き(ただし心臓に悪い)

ドキュメンタリーより“生”の緊張を浴びたい

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